感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
なんでこの本を「読みたい本リスト」に乗せたのか思い出せない。
サッカー本でも読みたい気分だったのか?
タイトルのフットボールとは、歌舞伎町の客引きたちの腕を、アメリカンフットボールの選手のようにひょいひょい躱してゴールする(ホテルに帰る)こと。
サッカーではありませんでした。
で、ジャズや映画や精神分析など、興味はあるけどまったく詳しくない分野の話は、とてつもなく難しかったのです。
言葉の意味は分かるのに、文章になると意味が読み取れない。
零れ落ちた意味をひとつひとつ拾い集めるように読むのは大変でしたが、面白くもありました。
そして、自分でつけた付箋すら、なぜそこに貼ったのかわからなくなるという混乱ぶり。
難しい割には、文章が読みやすかったのが、救いです。
一番面白かったのは、やっぱり書評の章。
ほとんど読んだことない本ばかりだったけど、その本に対する愛が感じられただけで◎。
実は、小説家・菊地秀行の16歳離れた弟なのだそうだ。
だから文章が上手いのかな。