【感想・ネタバレ】いつか死ぬ、それまで生きる わたしのお経のレビュー

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Posted by ブクログ 2022年02月03日

CDがいい。よくぞつけてくださったと思う。スマホに入れずっと聞いていたい、どうしたらいいんだろう、今なら音声付き電子書籍とかってあるのかと思ったが、なかった。残念。
ブッダの教えを伊藤さんが訳し、それをブッダの代わりに伊藤さんが語る。そうか、お経は語り物だったのだ。ホントに恥ずかしいことに10年近く...続きを読む前まで、お経に意味がある、ストーリーがあると全く考えてなかった。なんだと思ってたのか。漢文でさえなく、漢字の連なり⁉︎どんなにバカだったのか。
仏教の教えを今の私は必要とし、いろいろなアプローチをしている。その一つとして、大好きな伊藤比呂美さんを通してこういう形のアプローチができるなんて、本当にうれしい。詩人の朗読であり、説教師のようでもある。

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Posted by ブクログ 2023年10月13日

もっとお経の解説的な内容かと想像してたら、思った以上に伊藤さんの詩集であり、エッセイ集だった。そこが良かった。

===追記===

電子書籍版で読んだんだけど、紙の書籍には朗読CDが付いていると知って、大ショック。何で電子書籍に音声ダウンロード付けなかったの…

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Posted by ブクログ 2022年03月31日

 伊藤比呂美さんは、"はじめまして"だけど、なんだか懐かしいという想いを味い、なごんだわたし。

 エッセイ『鏡』、『犬を待つ』、『名前』、『日没』、等等、心地好い文章。 肩の力が抜け、ゆったりと伊藤比呂美さんの世界に浸れる。

 お経に向き合うのは、初めてのこと。
難しく分から...続きを読むないことだらけだけど・・・それもまた、不思議と心地好いと感じた。

 『読み解き「般若心経」』もぜひ読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2022年02月23日

伊藤比呂美のエッセイと、お経の詩人的翻訳が交互に書かれている。
情感がコントロールしにくいくらい溢れかえっている上に、感性がビンビンに研ぎ澄まされている詩人が、父や母、夫を次々に看取る経験をすることで、「死」がどんどん身近になっていく。
お経はこの人にとって、なくてはならないものになっているのだなと...続きを読む

お母さんの鏡台の話や待ち続けたお父さんの話。作者の身辺雑記は最終章に向かうにつれて、「仏遺教経」の最後の部分に向かってリンクしていく。

「きみたち乞食をしてむざむざと生きようとする者は。
悩むな。悲しむな。
私がどれだけ生きようとも。
いつか死ぬ、それまで生きる。
別れは来る。それまで出会う。
私はきみたちに教えた。
自分を救う方法、人を救う方法はぜんぶ教えた。
きみたちは受け取った。
私ごまだ生きようとも、
もう教えることはない。
渡すべき者は、みんな渡した。渡しおえた。
まだ渡っていない者は、いずれ渡れるようにした。
これより後はきみたちが伝え広めよ。
真理はここにある。ありつづける。けっして死なない。
よいか。
世は常ならぬもの。出会いに別れの来ぬことはない。
悩むな。悲しむな。
死ぬまで生きる。そういうものだ。
励め。抜け出せ。見きわめる力を持て。
その力をかがやかし、何も見えない闇を照らせ。」

伊藤比呂美のセンス。情。正直さ。強さ。
全て好きです。

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Posted by ブクログ 2022年01月30日

阿弥陀仏=アミターバ(果てしない光を持つ者)、アミターユス(果てしない命を持つ者)…「それで〈むげんのひかり〉と訳してみました」 むげんのひかり というのはとても素直に伝わる言葉に感じました

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Posted by ブクログ 2023年08月24日

 すべての事は意味がある。再確認しました。お経はまったく、理解できませんでした。

しかし、
 抱きしめてやった〜
これには
 胸が締め付けられ、感動とも言えないような、衝撃がきました。

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Posted by ブクログ 2022年11月07日

面白かったです。伊藤さんの心の揺れやパワーも感じました。日常に口ずさむことのできる詩のようなお経があれば良いな、と思いながら読みました。「源氏物語表白」が良かったです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年02月18日

エッセイ部分だけ読む。
著者の新刊は必ず読む。
タイトルにも惹かれたしね。
奈良の秋篠寺伎芸天、観てみたい。

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