あらすじ
変化の激しい今の時代,これまでの経験則だけでビジネスにおける重要な決定を下すことは難しくなってきました。そんなときに使われるのがデータ分析です。仮説を立て,データを活用して検証することで,カンや経験だけではない根拠にもとづいて意思決定をすることができます。
スマートフォン,IoTなどの普及により,企業はあらゆるデータを取得することができるようになりました。そんな中で,データの取得はエンジニアだけの仕事ではなくなってきています。ほしいデータをそのつどエンジニアに依頼していると時間がかかります。ビジネスパーソンがデータ分析力を身につけ,自らデータの収集,検証を行うことで,素早い意思決定が可能になります。こういった背景から,データ分析力で汎用的に使えるSQLを学ぶ必要性も高まっています。
本書では,データ分析のためのSQLという観点から,実務として活用できる必要最低限の知識をまとめます。到達目標は以下のとおりです。
ビジネスパーソンとしてデータ分析に必要なSQLの構文について理解できる
他の人が書いたSQL,もしくは自分が過去に書いたSQLを参考にして,ほしいデータを抽出することができる
あえて難しい内容まで踏み込まないことで,SQL初心者でも挫折することなく,最後まで読み進めることができる本を目指します。
以下は,本書で扱う内容です。
エンジニアとしてではなくビジネスパーソンとしてデータ分析に必要なSQLの知識
SQLの読み解きができる能力を身につける
本書はただ読み進めるだけでなく,自分のPCにSQLを実行できる環境を構築し,ハンズオンで学びます。DBは,比較的導入が簡単なSQLite(DB Browser for SQLite)を使用します。自身のPCで実際にSQLを実行し,どんな結果が返ってくるのか確認しながら進めることで,ただの知識としてではなく,実務として使えるようなスキルが身につきます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
本当に久しぶりにAccessで以前作成した音楽関係のデータベース(DB)を開いてみたら、画面が高速でグニャグニャ振動して全く使い物にならなかった。まあ、win7時代のAccessだからソフトが壊れているのも不思議ではない。データをwin11に移して最新のAccessで開いて事なきを得たが、Accessには不信感を持ちつつ、しょうがなく使っている。確かにパーソナルなDBとしてはピッタリなのだが、コマンドで融通がきかない(クエリの文法が厳しめ)のと、せっかく苦労して作ったクエリがバージョンアップによるバグで飛んでしまうとか、実りに対して甘利にも苦労が多すぎる。
その後、会社の業務でAccessでのDB作りに着手したが、やりたい細かいことをクエリで表現できず、Accessを断念した苦い思い出がある。その後必死になって業務に対応できるパッケージソフトを探して、Mac界で有名な「FileMaker Server」に出会い、目的とする機能を持つDBを完成させ、めでたく社内表彰を戴いた良い思い出がある。その後、管理・データ強化は部下に任せて私は卒業した。もっと時間があれば高機能化も狙えたかもしれないが、機能には限界があるようだった。まあ、丁度良いソフトだったのかもしれない。
「FileMaker Server」は厳しいプロテクションがあるので、スタンドアロンの「FileMaker Pro」を音楽DBに使おうとしたが、Serverに比べて甘利にも動作が重すぎた。大量のデータには向かないらしい。
あーー、なにかいいDBソフトはないかなと書店でいろいろ見ていたら、本書に出会った。SQLだからコマンドベース(MS-DOSとかUNIX系)のDBベースかなと思ったら、パラパラ見ていくうちに、今のSQLはなかなかヒューマンインタラクティヴじゃないか。SQLに対するイメージが180度転換した瞬間だった。これだったら、何十年ぶりにトライしてみようかと勇気がみるみるうちに湧いてきた。そして、家に帰って熟読し始めたら・・・失敗した。この本、SQLといってもSQLiteの解説書じゃないか。SQLには方言がいっぱいあり、SQLiteは比較的簡単なソフトだが、なんだかなぁ~。やっぱり、やるならmySQLだよなぁ。まあ、せっかく買ってしまったので勿体無いから、取り敢えず記憶を呼び戻すために読み進めた。章末には練習問題があるので、真面目に問題を解いていれば自然と実力がつくように作られてある。詠み終わったら、作りたいクエリが次々に湧きまくってきた。
よし、Accessから全てのテーブルをCSVにエクスポートしたぞ!次はmySQLの本を読んで音楽DB作成に着手するぞ!なんか気のせいか、幾分頭の回転が速くなった気がする。
Posted by ブクログ
実際に自分の手で動かしてSQL文を書くことでデータ分析の際に何ができるのか理解しやすかった。内容は比較的優しい感じはしたが、文系人間にはちょうど良いレベルと思う。