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Posted by ブクログ
作中に登場する10歳組の恐ろしいこと。
有能な子たちが多すぎる。
特にポールが姉思いで何処までもエリザベスの味方で有能だったからこそ、エリザベスも無事に乗り越えられたと思う。
ただ有能すぎたゆえに、10歳組(女子)両方から慕われるというややこしい事態を招く羽目になったが。
弟くんも無事に乗り越えてほしい。
妹至上主義の両親と、それを当然として甘受してきた妹から不当な扱いを受けていたエリザベスが幸せになるまでの物語。
無論、この人たちへのざまあ展開はあるが、最後の最後に妹が改心したのには驚いた。
驚いたと言えば、元婚約者の母親への評価。
頼れるお義母さま(予定だった)人の本性がまさかああだとは。
だんだん評価が下がっていく様には本当に驚かされた。
そんな人だったとは。
でも確かに、教育と称してエリザベスを叩いていた時点でおかしいか。
気付けよ自分。
結局もろもろのことに驚きすぎて、ヒーローの影が薄くなる始末。
ごめんよ、イアン……
碌な大人がいない世界
婚約者を妹に取られて婚約破棄されたヒロイン。そんな中で親友の兄からアプローチされます。一途にヒロインを思っていたヒーロー。
なかなか有りがちながら素敵なお話なのですが、色々面倒臭かったです。
元婚約者の母親、ヒロインの両親、ヒーローが幼いときの後見人などつくづく碌な大人がいません。しかもヒロインの弟など十歳で国での仕事をする子供がいるってどんな世界なんでしょう。腹黒くて素敵ですがあまりにあり得なく思えてしまいました。
また弟目線、侍女目線、元婚約者の母親目線、妹目線など色々あるのですが、総じて面倒臭いです。
好みによると思いますが、領地でのやり取りなど面倒臭くて私にはあいませんでした。