【感想・ネタバレ】天使の屍のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

息子の突然の自殺。真相を探ろうとしているうちに友人たちが次々に自殺。
最初から引き込まれ展開もどんどん進むので飽きなく最後まで読めた。
ライバルの成績を落とす為にlsdに裏ビデオ撮影、販売までするとは全く予想出来なかった。そこまでするのか、と思ったけど競争社会で生き残らなくてはとの思いに駆られた視野も狭い中学生ならそこまで思い詰めるのかも。
現代だからlsdなどの犯罪も私が思うより手短なのかもしれない。
証拠隠滅と復讐の為の殺人を隠す為の自殺にも驚き。
彼らの切羽詰まった思いからの覚悟に胸が苦しくなった。

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2022年07月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まあまあの面白さ。特に中盤からは一気に読んだ。
中学生の薬物とか乱行とか、ちょっと時代を感じた。
さすがに今やと無さそう。もしくはリベンジポルノとかかなー?!

それにしても自殺の理由が非現実的に思える私は、ババアなのかしら?

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2021年07月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

息子が突然飛び降り自殺した。それから父の捜査が始まる。良い子だった息子が自殺した理由はドラッグや裏ビデオに出演していたことがばれたため。残った友達も次々と自殺していく。最後に生き残った祐の言葉が印象深い。

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2013年05月13日

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ネタバレ

(ネタバレ無)2006年5月読書記録参考
凄いスピードで進んでいく本だった。「置いてかれてしまう」とすら思った。大人たちの世界を無視した子ども独特の世界観。はたして私はこんなにもすさまじい世界を生き抜いたかと考えると答えはNoとなるが、暗黙の了解、独特のルールに似たようなものはあったと思う。面白い本だった。

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2012年08月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

賢くて勇気のあった息子やその友人たちがこういう道を選んだとは、つくづく「性」というのは厄介な問題だなあと思う。不安定で一途な思春期ならなおさら。
東野圭吾の「放課後」をちょっと思い出した。

貫井さんにしてはあまり衝撃のある作品ではない。最後に少年が泣くことができてホッとした。

冷静でドライに振る舞う最近の若者(こう一括りにすべきではないんだろうけど)も、ひとつ扉を開けば幼い顔が見える。子供が子供らしくいられるって貴重なことなんだろうか。それともこれが「らしい」のかな。子供の論理というのも時代で変わるんだろう。いま身近にこの年齢の子がいないからわからないけど。。

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2014年07月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

思慮深かった中学二年の息子、優馬が飛び降り自殺を遂げた。
父親は、その真相を知るために同級生達に話しを聞き始める。
しかし、その後、一人、また一人と彼らも自殺していく。

彼らはなぜ死んだのか。自殺?他殺?
14才の彼らの「子供の論理」とは何なのか。


違法な薬物、乱れた性…
彼らが何をしていたか、何を知られたくなかったか、
それがわかった時、そりゃ死にたくもなるよなぁと納得してしまう自分がいた。
もっとも、彼らはただ絶望しているわけではなく、その裏にはもっと強い意思があるのだけれど…。
大人びた口調、落ち着いた雰囲気、成績だっていい。
でも、彼らはやっぱり14才なのだ。
たった14才なのだ。
全て分かったような顔をしていても、時に大人から見ればものすごく愚かになる。
でもそれは大人の理屈で…。
彼らにはそれしか方法はなかったのだ。
それが切ない。

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2013年01月16日

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ネタバレ

思慮深かった中学二年の息子・優馬がマンションから飛び降り、自殺を遂げた。
動機を見出せなかった父親の青木は、真相を追うべく、同級生たちに話を聞き始めるが…。
“子供の論理”を身にまとい、決して本心を明かさない子供たち。
そして、さらに同級生が一人、また一人とビルから身を投げた。
「14歳」という年代特有の不可解な少年の世界と心理をあぶり出し、衝撃の真相へと読者を導く、気鋭による力作長編ミステリー。

語り手の優馬の父である青木が優馬をはじめとした同級生の数々の自殺の真相を追っていくミステリー小説。
子供の世界と言うものと大人の世界と言うものに隔てて描かれていたと思う。まず一番に思うのが光岡先生が可哀想すぎる。

大人になっていくにつれてこんなにも子供の気持ちを理解できない様になっていくのだろうか。
きっとそれは歳を重ねるにつれて当たり前の様に起こっているのかもしれない。
こんな事が起こらない限りそれを深刻に考えないだろう。
現に自分も子供の世界から大人の世界へ足を踏み入れている。
子供がどの様な事を深刻に考え、どの様な事をするのか。
それは年齢関係なく、全般で言える事だろうけど社会のルールを基盤として理屈では考えられないようなことが様々な所で起こっているのだと思う。

小説の様な大きな出来事ではないにしろ、人の心は常に変化を遂げ、傍目からでは、突然変異のように感じるのかもしれない。

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2012年07月19日

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