【感想・ネタバレ】母の家がごみ屋敷 高齢者セルフネグレクト問題のレビュー

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Posted by ブクログ

どこから線引きするかは人それぞれだろうが、誰の身にも迫りうる問題。個人の尊厳にも関わる複雑な問題で、解決は一筋縄ではいかないが、見て見ぬふりをすると危険でもある。多少なりと原因などを知っておくだけで、いろんな意味で備えになると思う。

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2022年10月30日

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ネタバレ

セルフネグレクトが第6の虐待として提案されているのは初めて知った。ほんと、うちも父親の方が残されたら片づけられなくなる恐れはある。つーか、私自身が病気になって動けなくなったら。最後の誰かの言葉でごみを減らすためにごみの分別が始まったけど、分別できずにごみがたまるくらいなら、分別をざっくりにしたらどうか、と言ってて、なるほどなと思う。ほんと今の燃えるごみとプラを分けないってすごい楽だもんな。

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2019年10月20日

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ネタバレ

高齢化社会の到来によって、一人で生活することがままならない人が増えている。
ゴミ出しなど、まだ元気な自分でさえ面倒に感じることがあり、認知機能や、体力の衰えた老人が正しく分別し重いゴミ袋を所定のゴミ捨て場まで運ぶのは容易ではないことが想像できる。
他にもセルフネグレクトによって片付ける気力を失う人、寂しさを埋めるためなのか、ものが無かった時代からの反動なのかゴミを集めてくる人、ゴミ屋敷化の背景には個人のさまざまな理由があることが本書によって明らかにされている。
しかしまだゴミ屋敷問題への対応が十分でない自治体も多く、また、職員の間にも温度差があるようだ。各自治体は国からの法整備を待つだけではなく、先行している自治体を参考に、従来の縦割り組織を越え、また地域の民生委員と協力するなどして新たな問題解決の方法を探るべきだろう。「本人が構わないと言っている」という言い分を良いことに放置していては、本人も周りもどんどん身動きできなくなってしまうのではないだろうか。
メディアもワイドショー的にゴミ屋敷問題を扱うのではなく、ゴミ屋敷の何が問題なのか、また相談機関の紹介、類似の解決例の提示、当事者の親族などの声を取りあげるなど、多くの人が気軽に相談できるような土壌を作るのに一役買って貰いたい。
いつ自分が当事者になるか分からないからこそ、隠すのではなく、周りにこういう問題があるのだということを広めて欲しいと思う。

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2018年08月25日

Posted by ブクログ

セルフネグレクトの具体的な支援方法について知りたくて本書を手に取ったけれど、期待とは違っていた。たぶん、セルフネグレクトを知らない人が読むのに良い本だと思う。
記者らしい「データ」を元に表面的な事実だけ書いてある。
私はその対象者の背景や周囲の関係者の動きを知りたかったけれど、そこのあたりはあまり触れられておらず、結局は行政の介入をもっと…というところに終わってしまっていて残念だった。
ただ、代執行という言葉について知れたのは良かった。

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2021年08月04日

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ゴミ屋敷がどうしてできるか、いろいろな角度から検証している。仕組みや情報不足のために死につながる危険性があるとも言っている

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2018年10月07日

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2018.06.15

ゴミ屋敷のテレビ番組が好きなので読んでみましたが思ったより重たいテーマの本でした。
実家のたくさんあるモノの片付け、親を説得するのは無理なので生きてるうちに説得して喧嘩して険悪になるよりも、お金がかかっても親が死んでからサクサクッと業者に頼んで片付けたい。

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2018年08月11日

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ネタバレ

体力の低下や認知症、身内を失った喪失感などから生活意欲が衰え、身の回りのことが出来なくなる高齢者の「セルフネグレクト(自己放任)」が、社会問題として注目されるようになった。
セルフネグレクトは、ものが捨てられずに室内に溜まってしまう「もの部屋」「ごみ屋敷」「ごみ部屋」と同一ではないが、密接に関連している。

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2018年06月09日

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