【感想・ネタバレ】ワンオペ育児 わかってほしい休めない日常のレビュー

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Posted by ブクログ

分かる分かる分かるーーー!!!
共感の嵐!
私の場合は専業だけど、3歳と1歳の子どもがいて更にもう一人希望しているから再就職したくても就活すらできない状況でモヤモヤ。

子育て中の女性目線だけでなく、男性の働き方や考え方、職場の同僚の独身女性の立場、男女学生の立場など色々な視点から次々と問題点を挙げていて痛快!そして分かりやすい!!

逃げ恥の男性と女性の見方がこんなにも違ったのか!!というのは驚きとともに笑ってしまった(苦笑とか失笑の方ね)。
でもガッキーにキュンキュンさせといて、本当に言いたいことをガツンと言うのは戦略としてはアリだなーと思った。
だっていきなり主婦の労働について話したら男は逃げるでしょ。

ワンオペ育児を乗り切る方法が薄いのは個人でできることには限界があるから。
これらの方法では乗り切れない人が溢れているから。
だから著者が最後に書いた一言、投票すること!
この本を老若男女問わず全ての人に読んでほしい!
特に政治家や企業の上層部には必読図書にしてほしい!

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2018年11月10日

Posted by ブクログ

社会、会社の状況を踏まえた、育児に関する
「父親は、子どもと遊びはするが、世話をしない。世話は母親の役割だと考えている。という自称イクメンが多い」や
「家事育児をしない夫に対して、分担を迫ること自体に疲れて、現状を受け入れるという家族の神話」
を読んで、胸が痛くなりました。
妻、子ども、家庭のためにこれからの行動を改めようと思える一冊でした。

待機児童の定義が自治体によって違い、見せかけの待機児童0になっていることなども知ることができ、驚きでした。

是非、男性に読んでほしいです。

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2017年11月28日

Posted by ブクログ

ブラック企業のワンオペ(ワンオペレーション)
のように育児や家事を行う母親たち
どこをどう読んでも
わかるー わかるー
という声しか出てこないぐらい。
家庭をもって 子供を産みたい
ごく普通の幸せ そう思った結果
なんで こんなにヘトヘトに
ならなきゃいけないの
と思ったことがない方はいないだろう

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2017年11月02日

Posted by ブクログ

わかるわかる、というだけの本だけど。

「子育て中の女性が有休や育休を取得するのはいいけれど、だったら自分も有休や長期のリフレッシュ休暇を取らせてほしいと思っています。実際、社内には制度があることはあるのですが、世間の雰囲気が後押しする育休取得とは違って、休暇を取りたいと気軽に言える空気はありません。」
「老いも若きも男も女も お互い様 の職場に」

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2020年03月02日

Posted by ブクログ

自分がフルで働いていたころの状態がまさにこれ。この本はそのころのストレスをたくさん思い出させてくれる。具体策があるともっといいと思う。働いていたころ、まだ子どもは風呂も睡眠も1人ではできない状態。その時に朝、晩の限られた時間で子どもの様子を見ながら家事をこなす。日本の男は長く会社にいることが忠誠、仕事ができる人間と勘違い。同じノルマなら正確に速くこなすのが優秀に決まっているのに。逆に自分は夫の収入だけでやっていけるから、辞めざるを得なかった。風呂掃除しかやらないダンナ。そしてこの本にあるように土日に子どもと遊ぶだけでハタからはいい人に見える。身体もボロボロ。堂々と1人になれるのは往復の通勤電車と美容院だけ。ついに疲れ果て「少しは家事手伝ってよ」と言うと「オレは働いてくれとは言ってない」だって。結婚前にくれた手紙では働く君を応援していく、みたいなこと書いといて。今思うと仕事辞めるんじゃなく離婚すればよかった。

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2018年02月14日

Posted by ブクログ

やっと仕事に復帰できる!
そのことがどれだけ嬉しかったことか。
復帰前に職場に行って先輩や同僚と話をしたことにどれだけ心を休められたことか。

育児ってそんなに辛いもの?
母性が足りないだけなんじゃない?
そんな言葉を吐く前に、まず現状を見て分析してみてはいかがだろう。

家庭の中の全てのことをたったひとり(主に女親)に任せることが「普通」な世の中は異常だ。
194頁の「アメリカのすごい主婦は日本のフツー」は私は駄目な親だ、と嘆く親に見て欲しい。
「赤ちゃんがおっぱいを欲しがったらすぐに与えて。赤ちゃんが泣いたらきちんとあやさなければならない。また、抱っこ紐でつねに赤ちゃんを身につけるのも大切だ。さらには、両親と赤ちゃんは同じベッドで川の字になって寝なければいけない。」
(『ハウスワイフ2.0』より)
え?これがスーパー主婦?これがスーパーママ?
あなたがやっているなんでもないことは、すごいこと、自分を必要以上に貶める必要などないのだ。

もちろん父親だって悩む人も多いはずだ。
イクメンやイクメンもどきばかりがクローズアップされるが、そのどちらでもない人の方が多いはず。
そんな男親を責めるのは簡単だ。
しかし、どうしたら二人の間の子を二人で育てられるかが問題なのであって、それを考えなければいまの課題は解決に至らない。

本書は感想がありすぎて書ききれない。
男らしさも女らしさも正直時代錯誤以外の何物でもない。

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2018年01月15日

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ネタバレ

ハッとさせられた箇所は
「育児”休暇”ではなく、育児”休業”」
ライフプランニングに携わる立場として、「育児”休暇”」なんて誤った使い方をしてはいけないな、と思いました。

子どもが乳児、幼児の頃は、本当に予期せぬことの連続です。自分の気持ちや感情、タスクすらも後回し、とにかく子供中心に世界が回っている感じです。

拍手を送りたいと思ったのは「自称イクメン問題」。
確かに、子どもと一緒にいるだけで育児をしていると胸を張っちゃうパパ、いますね~。

自分はテレビを見ていたり、ゲームをやっていたり、昼寝をしたりしていても、子どもと同じ部屋にいさえすれば「子供の面倒を見ていた」と。

「子どもと遊ぶ」と「子どもの世話をする」は、完全に別の行為です。

しかしなぜか、本書を読んでからの自分。
我が家にも自称イクメンがいますが、なぜか寛大な気持ちになった私。なぜでしょうね。

我が家だけじゃない、社会全体として、同じような悩みの母たちがいる、自分の尺度で物事を考える父親は大勢いるんだ、と思ったら、どういうわけか、自称イクメンにムカついていた気持ちも和らいでしまいました。

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2017年12月19日

Posted by ブクログ

 育児は激務である。相手はこちらの事情などお構いなしであるし、しかしその全責任はこちらにやってくる。それを一人で受け止めるのは、あまりに厳しい。

 一人で育児というと母子家庭、父子家庭が思い浮かぶが、確かにそうした家庭に多いだろうが、必ずしもイコールではない。ひとり親でも祖父母などのサポートが受けられるなら、まだ育児に関する負担は軽減される。
 夫婦そろっていても、片方が単身赴任だったり、家事育児に興味なかったりすればそこにワンオペ育児が爆誕する。そしてそのワンオペ育児をまかなうのはほとんどが女性である。
 なぜワンオペ育児が生まれるのか、そしてなぜそれを押し付けられるのが女性なのか、ということについて事例を元に分析を試みている。

 結局の所、「男は仕事、女は家庭」という意識があり、それを前提にした環境が作られ、結果として意識はさらに強まり、女性は環境の壁にぶち当たるという循環である。
 意識と環境は卵と鶏みたいなものでどちらが先ということでもないが、あえて言うなら男尊女卑は先史時代まで遡る。女性を家庭に縛り付けるのは、ある種の階級性、奴隷制であって、そうした無賃無制限労働を誰かに課すことで、別の誰かの生活が楽になる、「効率的」になるというからくりである。
 そうした構造は大なり小なり様々な場所にあったし、今もある。いわゆる被差別部落もそうであるし、貧困世帯、貧困者に低賃金労働を押し付けるのもそうだろう。女性に関しては社会全体の中でも性的搾取(という表現が適当かわからないが、とにかく望まない性風俗産業への従事を強制される)などがなされてきているわけだが、家庭においてもある種の搾取が行われているのである。
 「家庭内のことで搾取なんて」と男子学生は言うが、昨年大ヒットしたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ(通称「逃げ恥」)」においても、それまで雇用関係を結び、対価を支払って家事一切を任せていた相手に対して、結婚をすればもう支払いは不要とした男性に対して女性は「愛情の搾取」と断じたことの意味を、重さを、男性が理解していない証左である。

 かつての、バブル時代頃までの日本で「男は仕事、女は家庭」が許されたのは、男性の給与がそれだけ潤沢だったからである。一方で女性の働き口はほとんどなく、就職しても腰掛で、結婚、妊娠を機に「寿退職」が当たり前で、それを前提にした給与体系(要するに男性に比較して最初から少ないし増え方も緩い)だったし、与えられる仕事もそれ相応のものだった。仕事をしたくても環境が許さず、社会の意識もそれを許さなかった。
 バブル崩壊後、企業は給与も採用も削り始めた。また男女雇用機会均等法が成立して(名目上は)男女の扱いは公平ということになった。若い夫婦は共働きが一般的、むしろ前提になった。しかしそれでも多くの男性は(そして一部の女性は)「男は仕事、女は家庭」の意識を維持しようとしている。制度の変化に意識がついていっていないし、それゆえに制度の変化が不十分なのである。
 過渡期といえばそうかもしれないが、しかしこの不遇は長い。長すぎる。それでいて「保育園落ちた騒動」「公用車で保育園送迎騒動」を見るに、立法府である国会の意識は旧態依然であり変化の兆しは薄い。
 そうこうしているうちに晩婚化どころか非婚化が進み、少子化世界まっしぐらである。そんな日本の明日はどっちだ?

(本書の後半は現代の若者の就職事情、結婚事情みたいなワンオペ育児とは直接は関係ない(間接的には繋がっている)総論みたいな話で、もうすこしワンオペ育児の背景に突っ込んでくれてもよかったような気もするし、あまりよく分かってない人に一冊で概要つかませるにはまあこれでよかったのかなみたいな印象もあり)

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2017年12月01日

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前半、子育てをめぐる実態については大きな発見はなかったが、最後の「ワンオペ育児の乗り切り方法」については興味深く読んだ。ただ、どれも根本的解決には繋がらないな、という印象だ。「家事の期待値を自分で上げない」「周囲を頼る」など、さんざん言われているが、私はほぼすべて試したが、スッキリはしなかったなあと思う。

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2022年10月13日

Posted by ブクログ

統計データや、事例を上げて
ワンオペ育児の現状をわかりやすく伝えてくれる本

実際ワンオペ育児になりがちな自分と重ねわあせて
『あぁ分かるなぁ』と思うことがたくさん。

しかしこの本、本当に読んでほしい人(男性上司や夫)は読むかな。読んでほしいなぁ。

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2019年07月03日

Posted by ブクログ

日本でいわゆる会社員が子供を育てるのにどれだけ苦労しているかが書かれている。育児に協力的でない配偶者を持つ苦労、上司や同僚に恵まれないとどのような状態になるかなど、日本で子育てすることが、もはや苦業以外の何物でもないように感じる。「少子化対策」うんぬんを言っている人たちは本当にこの状況を理解しているのか・・・。とりあえず、親世代や部下を持つすべての人が一度読んだほうが良いと思う。

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2018年06月12日

Posted by ブクログ

わかる(わかる)。第6章までは育児を取り巻く辛い現実を論理的にわかりやすく説明している。自分と重なり切なくなる。
救いの第7章は、短いけれど乗り切る方法について。これができれば苦労しないよ…とも思うが、まずは自分自身の意識を変えなければね。
できれば子育て中の父親や、企業のマネジメント職に読んでほしい一冊。

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2018年03月04日

Posted by ブクログ

首都圏に在住する30-40代、幼い子供を育てる女性とその周囲の人たちの状況。男性社会の中で理解もサポートも得られず、すべて一人でこなすしかない女性の姿を活写。言葉だけで実質的には助けにならない夫・職場・社会の状況。

少子化もやむなし、な状況。改善されないってことは、みんな他人事、なんでしょうね。

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2017年11月25日

Posted by ブクログ

最近ネットで育児関連の記事が話題になってたので読んでみた。
女性目線での育児関連の大変さ(会社の中での立場、夫との役割分担、社会構造(待機児童))について語られている。

課題感としてどういうものがあるのかざっくり把握するにはいい。
けど困っているポイントをつらつらと書いているのみで対策としてはあまり書いてない。

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2017年10月28日

Posted by ブクログ

コンパクトでわかりやすい。家族社会学や社会政策論における議論のまとめ的な内容になっているので、ここから類書に進んでいってもよいと思う。

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2017年08月25日

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