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近年、「女性の活躍」「マタハラ」「保活」「妊活」「待機児童」「ワンオペ育児」など、仕事と育児に関する用語がメディアに頻繁に登場しており、旬のテーマでもあります。政府は女性の活躍を推進し、企業は、表面上はワーク・ライフ・バランスを掲げ、また共働きの増加をビジネスチャンスと捉えます。しかし、働く母親たちと話していると現状に疲れている人、怒っている人が少なくありません。家では大半の育児・家事をワンオペで担当し、仕事では子育ての制約ゆえにマミートラックに追いやられ、悔し涙を流しています。しかも、働く母親の多くは非正規雇用。「正社員の夫を持つ妻が家計の補助でパートに出る」という前提のため、低い賃金で働いています。
女性の多くは、職場では男性よりも低い賃金の仕事、家では誰かのためにタダの仕事という二重の労働を担い、毎日十数時間働いています。まるでブラックな労働です。これは、古くて新しい問題だといえるでしょう。本書では、社会学の研究者であり、また教員であり、さらに4歳の男の子の母親でもある著者が、子育て真っ最中の男女をめぐるミクロな状況とマクロな仕組みを、当事者の立場から伝え、読み解き、乗り切る方法を提案します。
※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
Posted by ブクログ 2018年11月10日
分かる分かる分かるーーー!!!
共感の嵐!
私の場合は専業だけど、3歳と1歳の子どもがいて更にもう一人希望しているから再就職したくても就活すらできない状況でモヤモヤ。
子育て中の女性目線だけでなく、男性の働き方や考え方、職場の同僚の独身女性の立場、男女学生の立場など色々な視点から次々と問題点を挙げ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月28日
社会、会社の状況を踏まえた、育児に関する
「父親は、子どもと遊びはするが、世話をしない。世話は母親の役割だと考えている。という自称イクメンが多い」や
「家事育児をしない夫に対して、分担を迫ること自体に疲れて、現状を受け入れるという家族の神話」
を読んで、胸が痛くなりました。
妻、子ども、家庭のために...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月02日
わかるわかる、というだけの本だけど。
「子育て中の女性が有休や育休を取得するのはいいけれど、だったら自分も有休や長期のリフレッシュ休暇を取らせてほしいと思っています。実際、社内には制度があることはあるのですが、世間の雰囲気が後押しする育休取得とは違って、休暇を取りたいと気軽に言える空気はありません...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年02月14日
自分がフルで働いていたころの状態がまさにこれ。この本はそのころのストレスをたくさん思い出させてくれる。具体策があるともっといいと思う。働いていたころ、まだ子どもは風呂も睡眠も1人ではできない状態。その時に朝、晩の限られた時間で子どもの様子を見ながら家事をこなす。日本の男は長く会社にいることが忠誠、仕...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年01月15日
やっと仕事に復帰できる!
そのことがどれだけ嬉しかったことか。
復帰前に職場に行って先輩や同僚と話をしたことにどれだけ心を休められたことか。
育児ってそんなに辛いもの?
母性が足りないだけなんじゃない?
そんな言葉を吐く前に、まず現状を見て分析してみてはいかがだろう。
家庭の中の全てのことをたっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年12月01日
育児は激務である。相手はこちらの事情などお構いなしであるし、しかしその全責任はこちらにやってくる。それを一人で受け止めるのは、あまりに厳しい。
一人で育児というと母子家庭、父子家庭が思い浮かぶが、確かにそうした家庭に多いだろうが、必ずしもイコールではない。ひとり親でも祖父母などのサポートが受け...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月13日
前半、子育てをめぐる実態については大きな発見はなかったが、最後の「ワンオペ育児の乗り切り方法」については興味深く読んだ。ただ、どれも根本的解決には繋がらないな、という印象だ。「家事の期待値を自分で上げない」「周囲を頼る」など、さんざん言われているが、私はほぼすべて試したが、スッキリはしなかったなあと...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年06月12日
日本でいわゆる会社員が子供を育てるのにどれだけ苦労しているかが書かれている。育児に協力的でない配偶者を持つ苦労、上司や同僚に恵まれないとどのような状態になるかなど、日本で子育てすることが、もはや苦業以外の何物でもないように感じる。「少子化対策」うんぬんを言っている人たちは本当にこの状況を理解している...続きを読む
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