あらすじ
酒造りは経験と勘がものを言う世界だ。しかし大学を出たばかりの若者たちが、熟練の杜氏をもうならせる日本酒を造ってしまう事件が起きる。孤立無援、悪戦苦闘、ど根性、そして……。彼らが全国新酒鑑評会でも金賞を連発する謎に迫る、元気が出るノンフィクション。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
酒蔵特有の唯一無二なストーリー性と、日本酒界隈のビジョンに胸が熱くなりました!
何と言っても杜氏や蔵元達の日本酒にかける情熱がすごい!
いや、情熱という言葉すら淡白に感じてしまうほどの、サムライ魂あふれる泥臭い執念!
作中では、二つの新星として、福島県で日本酒を醸す松崎さんと矢内さんの二人にフォーカスしつつ物語が進んでいきます。
日本酒の神様と称される鈴木氏の的確な酒造り指導、杜氏仲間からの刺激、酒販店との二人三脚。
地元でしか飲まれていなかったようなお酒が、全国区のお酒として成長していく姿は、読んでいて圧巻でした!
酵母菌との対話によって生み出される複雑な味が、海外からも注目を浴びていることや、田んぼ違いによる個性を生み出す手法など、杜氏の哲学が反映された造りの数々から、日本酒の将来性に期待感が高まりました!
今後も、多彩な物語と夢が詰まった日本酒界隈を、箱推ししていきたいと思える素晴らしい書籍でした!