感情タグBEST3
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わたしはエッセイが好きなんだな〜と改めて思わされた一冊。三浦しをん先生の日常が短い文章ながらたっぷりと描き出されている。日々の生活の中で、あ〜、あるある!わかる〜!と思うことや、自分では経験しないこと、知らない土地や文化のことを、他人の目線・言葉を通して読むと、自分の世界の解像度が上がる気がする。何気ない日常や出来事についてざっくりと振り返れば「楽しかった」「腹立たしかった」「驚いた」くらいの感想かもしれないけど、その時々はもっと深く、その日の出来事について思考していたはず。それをわたしも言語化してみたいと思った。
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通勤電車でクスッと笑う幸せ。三浦さん最高です!
以下、本文より
ネイリストさんとデザインや色を相談し、爪にうつくしい装飾がなされていくのを眺めるのは、とても楽しい。私は派手でキラキラしたものが好きなので(「カラスと似たような趣味をしている」と友人によく言われる。
鳥まで参戦し、戦域が三次元に拡大した。ただでさえ立体に弱い私に為す術もなく、「あわわ、あわわ」といたずらにベランダで暴れるばかりだ。そんな私のかたわらをかすめて、フェイジョアのえだにとまるハト。きみ、鳥のなかでは体重ありそうだから、そこにとまるのやめてくれんか(フェイジョアの枝は細くて折れやすい) 。
いろんな角度からシマトリネコを眺めては、枝をチョキチョキと切り落としていく。「あれー、変だな」とあちこちにハサミを入れるうち、とんでもなく不格好になってしまった。これが人間の男子だったら、「ふざけんなよ、おふくろ!こんな髪型じゃ恥ずかしくて学校に行けねえよ!」と、グレて家出するところだ。シマトリネコが鏡を見る習慣のない植物でよかった。
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モヤつく本を立て続けに読んだので、三浦しをんさんの新作エッセイを読むにはベストタイミングだった!
こんなふうに物事を捉えたら、表現できたら、人生が楽しくて仕方ないだろうなと思いつつ、深みにハマると取り返しがつかなくて大変かもと。笑
括弧書きの自分ツッコミも楽しく、笑いながら読み終えた。
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三浦しをんさんのエッセイ、本当に大好きです。
日常の気づきをとても上手に言葉にされていて「そう、その感覚だよ!」と何度もなりました。
また、独特の面白センスももちろん健在なので、笑いつつ読めて元気になりました☺️
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ちょうど今阪神タイガースが優勝したところだったので、作中の「トラの干支飾り(?)」で1985年に阪神タイガース優勝の折の作者の父の熱狂ぶりがリアルに伝わってくる。
阪神コラボの缶ビールを何ダースも買い込み、特にファンではない友人にも配りまくるとは、作中でもその父の愉快なエピソードには事欠かないが中々である。
道頓堀に飛び込むよりはかなり穏やかではあるが、私にとっては異次元の喜びだ。
阪神ファンは皆こういう感じなんだろうか。
そして知る「欣喜雀躍」という言葉。
調べてみたら雀が躍り上がるように大喜びすることとあり、作者父のはしゃぎっぷりが目に浮かぶようで、とてもかわいい四字熟語だった。
私も欣喜雀躍してみたい。
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今回も面白かった。
コロナ以前の旅行の様子とか、今から考えると本当に当たり前が当たり前でなくなってしまったことに寂しさを感じた。
推しの感覚は自分の価値観と全くの一致。
自分も好きになったらずっと好きなので、好きになる物は慎重に選びます。
エッセイは筆者と読者の感覚が合うかどうかが大事です。
即身仏の話は興味深かったので、自分も機会が巡ってきた時には参考にしたいと思います。
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相変わらず、好き。
何度も吹き出しました。
しかし、おわりにで「二十年以上やっていて」とでてきて、え!?と思ったけれど、そうよね、私が初めて出会ったのは高校生の頃だった。先輩…と思ったものだった。
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一時期、エッセイが大好きで色々な作家さんの本を読み漁っていたが、やっぱり小説の方が面白いということに気づいてしばらく読んでいなかった。
しかし初!三浦しをん先生。笑笑〜笑いが止まらない〜!電車で読んでいた時、マスクをしていなかったらただの気持ち悪いBBAになるところだった。
文章に品があり、さすが大作家さん!なのに絶妙な1人ボケツッコミに大笑い。深く、暗い小説に疲れた時は、こんな楽しいエッセイで心をほぐしてもらうのもいいですよ!!
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三浦しをんさんの楽しいエッセイ。
すごい作家さんなのに身近な存在に感じられる三浦さんの人柄が好きです。
今回も面白い話が多くて、読んでいて楽しかったです。
読み終わって表紙を眺めると、三浦さんの「好き」が散りばめられていました。
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三浦しをんさん大好きだし(と言っても読めてないお話はたくさんある)、エッセイも好きだし、何よりタイトルを見たら好きなものを語るのが好きなわたしとしては読みたい!と思ってすぐ買った1冊。思いのほか好きなものばかりではないかな?と思ったりもしたけど、何らかの形で「愛着」を覚えるような文章で、それがまた面白かったかも!装丁もかわいい。
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三浦しをんさんは日常を楽しむことがとても上手な人だなと思った。
特に即身仏の話が印象的で、お寺の方は即身仏を家族の様に思っているというエピソードが暖かい気持ちになった。
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小説とエッセイのテンションが違う人だよなぁと何度も思う。
そしてそのどちらも好きなんだよなぁと何度も笑う。
いや、どうもすみません。
みたいなテンションがベースにあってなんだか大体全部面白い。
どうかどうか床が抜ける前に本をどうにかしてほしいと思ったりもするけれど、正直それだけの本に囲まれて生きていることを羨ましく思ってしまうのも事実・・・(笑)
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めずらしく、しをんさんのエッセイにしては珍しくあまりハマらなかったのは、オタネタが少なかったからだろうか。脳内からダダ漏れするあれがすくなかったからだろうか?
2024.4.29
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5章に分かれていて
美について書かれた1章目は
おとなしめな印象ですが
好きな本やエンタメの話が中心の
3章はもう著者らしい書きっぷり♪
まったく同じものを好きなわけではないのに
なにこの既視感…という感じです。
あと、旅の話がメインになる2、4章も
風景やグルメもだけど
旅先の出会いとか妙なアクシデントとか
ひと味違っているのが楽しい。
最終5章は日常のこと。
ご本人も書かれているように
子供の頃の思い出がいいスパイスね。
親サンタの置き手紙に爆笑ヽ(´▽`)/
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日常をここまで面白く書ける秘訣を知りたい。宝石屋さんでの店員さんとの掛け合いもおもしろく、しをんさんの周りに面白い人が集まるのか、しをんさんがその人の潜在能力を引き出すのか…。
ただ、ここまで自分をさらけ出していいのか?と時折心配になる。
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それぞれのエッセイの長さがやや短めなのが良い。
もう少し読みたいな、と思わせるくらいで締めになるんで、ひとつとして飽きることがなく読めた。
旅の途中では嫌なこともあったろうに、仕事で〆切に追われ大変なこともあるはずでしょう。
でも、とにかく面白がろう、楽しもう、美味しいものを食べて、自分が心地良い人と穏やかに過ごせていれば、それでオッケー、と潔い開き直りが気持ちいい。
サラッと気分転換に、重めの物語を読んでいる最中の休憩に、ピッタリな本
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エッセイ集。面白かった。
植物を自己流で育て虫と戦う。コロナ禍のライブで制限にあらがう様子に気持ちは分かるが笑ってしまう。
部屋が片づかないのは、私が部屋オタクではないからだに納得。
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楽しいエッセイだった。
竹田城は町歩きも含めて旅してみたい。
風呂の読書用に古本屋で本を買おう。
こんなエッセイを書いてみたいと思うけれど、書けないので、今後も読む専門で楽しませてもらえたらいいな。
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久しぶりに三浦しをんさんのエッセイを読みましたが、相変わらずですね。「美」について、がテーマなのに、キラキラしていないところとか(「美」という結論に至るまでの表現が美しくないのよ/笑)。どの辺りが真面目寄りだったのかわからないところとか。「ああ、しをんさんだな~」と、安心しました。
でも、2章の旅エッセイはちょっと新鮮だったな。いつもより行動範囲が広くて、非日常を楽しんでいる感じが良かったです。
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阪神タイガースが38年ぶりの優勝を果たした翌日に読み終わった。しおんさんのお父様、来年のお正月は限定ビール缶でトラの干支飾りですね。お父様のお話も楽しいですがお祖父様のお話をもっと読みたい!次のエッセイではたくさん登板してくれるとことを期待したい。
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著者が脳みそを1ミリも使わず書いたと書いているので、脳みそを1ミリも使わずに読んだけど面白かった。
旅行の話も好きだけど、猫との格闘と本の紹介が好き。
本当はガバガバお酒を飲むところが大好き。