【感想・ネタバレ】断絶のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

東北地方の架空の町、汐灘を舞台にした3作品の2作品目。
汐灘の海岸で女性の自殺(?)死体が見つかった。散弾銃で顔半分が吹っ飛んでおり、身元が判明するようなものは発見されなかった。
汐灘署捜査一課の刑事、石神は疑問を感じ他殺ではないかと疑うが、上のほうしかも相当うえのほうからの圧力がかかったのか、自殺として捜査は中止となってしまう。
しかし、石神は上司の命令を無視し、密かに捜査を始める。匿名の電話が石神のもとへ入り、被害者の名前は、相澤沙希であること、神楽坂に行き、調べれば沙希が誰なのかが分かるという。半信半疑の中、石神は神楽坂に向かう。上司には高熱で寝込んでいるという仮病を使って。
見知らぬ街、神楽坂を回り捜査を続けるうちに、ようやく先の勤務先を突き止める。
そこは、汐灘出身の衆議院議員である剱持隆太郎の長男一郎が社長を務める地元で大手の建設会社、汐灘建設の東京支社だった。
汐灘建設を訪ね、総務課長に状況を確認するが肝心な住所もわからない。あきらめて者を後にするときに女性社員から声をかけられ、後で連絡をほしいといわれる。
社外でその女性と会い、情報を得た石神は沙希の住んでいたマンションを突き止め、部屋の中を確認すると沙希と一郎が一緒に写っている写真を多数発見する。
一方、代議士、剱持隆太郎は、長男の一郎に次の選挙で公認候補として発表を考え策を練るが、講演会も一枚岩ではなくなってくる。
石神は、沙希は殺害され、一郎がその犯人だと確信し、上司に詰め寄るが、一晩だけ待ってくれと言われ、明日には任意で引っ張ることにする。
しかし、翌日早朝、隆太郎の秘書、椎名が自首してきた。取り調べをした石神は椎名が罪をかぶって出頭してきたと確信し、事情聴取の後釈放する。
ところが椎名は釈放後自殺をしてしまった。そこまでは予想はできなかった。一郎を任意で引っ張り自供に追い込むが一郎も自殺を図ってしまう。
一命を取り留めたが事件の全貌が石神らによって明らかになっていく。前作に登場した伊達もちょこっと登場し捜査の協力をしている。
石神と隆太郎の意外な関係も明らかになる。

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2015年05月18日

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