【感想・ネタバレ】断絶のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

最初、政治の話がつまらなく、単純な警察小説読みたいなぁー、ってなってたけど、いつのまにか、ぐいぐい引き込まれた。
最後のどんでん返しが爽快だったよ!

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2020年05月06日

Posted by ブクログ

ボクは警察小説やハードボイルドが好きなんだと思っていたけど
本当は父子ものを追っかけてるんだなあ、と気付いたりする作品。
汐灘サーガは父子のあり方を堂場流にひねって見せてくれる。
(にしても流れるように読めたなあ。お勧め。)

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2011年08月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

東北地方の架空の町、汐灘を舞台にした3作品の2作品目。
汐灘の海岸で女性の自殺(?)死体が見つかった。散弾銃で顔半分が吹っ飛んでおり、身元が判明するようなものは発見されなかった。
汐灘署捜査一課の刑事、石神は疑問を感じ他殺ではないかと疑うが、上のほうしかも相当うえのほうからの圧力がかかったのか、自殺として捜査は中止となってしまう。
しかし、石神は上司の命令を無視し、密かに捜査を始める。匿名の電話が石神のもとへ入り、被害者の名前は、相澤沙希であること、神楽坂に行き、調べれば沙希が誰なのかが分かるという。半信半疑の中、石神は神楽坂に向かう。上司には高熱で寝込んでいるという仮病を使って。
見知らぬ街、神楽坂を回り捜査を続けるうちに、ようやく先の勤務先を突き止める。
そこは、汐灘出身の衆議院議員である剱持隆太郎の長男一郎が社長を務める地元で大手の建設会社、汐灘建設の東京支社だった。
汐灘建設を訪ね、総務課長に状況を確認するが肝心な住所もわからない。あきらめて者を後にするときに女性社員から声をかけられ、後で連絡をほしいといわれる。
社外でその女性と会い、情報を得た石神は沙希の住んでいたマンションを突き止め、部屋の中を確認すると沙希と一郎が一緒に写っている写真を多数発見する。
一方、代議士、剱持隆太郎は、長男の一郎に次の選挙で公認候補として発表を考え策を練るが、講演会も一枚岩ではなくなってくる。
石神は、沙希は殺害され、一郎がその犯人だと確信し、上司に詰め寄るが、一晩だけ待ってくれと言われ、明日には任意で引っ張ることにする。
しかし、翌日早朝、隆太郎の秘書、椎名が自首してきた。取り調べをした石神は椎名が罪をかぶって出頭してきたと確信し、事情聴取の後釈放する。
ところが椎名は釈放後自殺をしてしまった。そこまでは予想はできなかった。一郎を任意で引っ張り自供に追い込むが一郎も自殺を図ってしまう。
一命を取り留めたが事件の全貌が石神らによって明らかになっていく。前作に登場した伊達もちょこっと登場し捜査の協力をしている。
石神と隆太郎の意外な関係も明らかになる。

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2015年05月18日

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読み応えあり。政治家の後任候補選びのグダグダな駆け引きが裏切りに満ちて面白かった。また、最後に罪が露呈した政治家の崩れ落ちる姿。精一杯の虚勢が脆く崩壊して、それが親子の対面だなんて悲惨すぎる。「断絶」。まさにその情景が描かれていた。

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2013年10月07日

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政治ものがあまり好きではないので、前半で疲れてしまい積読になっていた本。読むものがなくて再読し始めたら、あれこんなに面白かった?という感じで後半一気に読んでしまった。
途中でなんとなく話の結末は読めてくるのだが、それぞれの父子の関係がとても興味深く描かれていて面白かった。
やはり本は最後まで読まないとだめですね。

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2012年02月27日

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汐灘サーガの2作目、これは秀作だった。それぞれの思惑がうまく描かれていたと思う。しかしよくもまぁここまでの伏線を張り巡らすわなぁ。
ラストのバトル、よかった。

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2012年01月17日

Posted by ブクログ

汐灘シリーズの2作目。シリーズとは言っても前作からの繋がりは舞台である架空都市「汐灘」という基本設定以外には、前作の主人公である伊達が客演するくらいで直接的な続編といった内容ではない。ただ、前作より若干和らいでいるとはいえ、人間関係に趣を置いた重苦しい作風はきっちりと継承された作品となっていて、その作風というか、作品の醸し出す雰囲気といった意味ではシリーズとしてのスタイルに拘りが感じれた。
個人的には前作での人物紹介的な部分が続編である本作への伏線かと思っていただけに、ストーリー面や人物面で繋がりが薄かったコトにはちょっとアテが外れた感はある。。。

物語は海岸で発見された身元不明の女性の遺体を巡り、その事件性を追う刑事の石神。そして、序盤では一見事件と無関係な地元の雄である靭持といった2人の視点で進行していく。
主人公である石神については、堂場作品の単独行動派系刑事としては道連れとなる若手が居るくらいで、その他であまり突出したものは見られず可もなく不可もない感じ。そのせいもあってか、あまり事件性の部分ではそれほどの盛り上がりを感じられなかった。。。
しかしながら一方で、閉鎖的な都市である汐灘だからこそ、その地元のために心血を注いできた代議士の靭持は自身の後継者問題と事件が絡んでくることによって自分の信念を曲げてまで四苦八苦様していくのだが、その様には地方都市に於けるパワーバランス、そして世襲家系としての人間ドラマが濃厚に描かれている。
…そして、その中に石神も巻き込まれてと。。。

この辺の重苦しい人間ドラマこそが本シリーズの特徴となっている上に、最後に人間関係の裏を抉るような展開が待っていたりして非常に読み応えのある作品に仕上がっている!!
もうこのシリーズは架空都市の設定と相成った泥臭い人間ドラマだけで十分に成立している!!!
故に、事件性について突っ込むのは些か野暮な気がしないでもないが、犯人の動機が浅はかすぎるのも本シリーズの特色なのだろうか…
いくら何でも代議士を目指し、その為の教育を受けてきた人間の行動にしてはあまりに考えが薄っぺらいと言うか、頭が悪すぎると言うかって感じで。。。

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2011年10月18日

Posted by ブクログ

汐灘サーガ第二弾。
政治絡みの話。
政治の裏側とかを刑事物とうまく合わせてある感じ。
ただ、寂しさと哀しみが漂う。

2016.6.30

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2016年06月30日

Posted by ブクログ

堂場瞬一、初めての作家さんなのである。
特に意図も理由もなく、手に取った。

舞台は、東京に近い地方都市。
銃による死体が発見され、自殺で片づけられそうになるところを、主人公の刑事が疑問を持ち調査を進めていく。
かたや、議員たちの攻防めまぐるしい政界の話。
あ~途中でわかってしまった。
まさかこんな簡単に、話が進むものなのか?これは単なるフェイントではないのか?
でもそのまま予想通り話は進んでいくのである。
政界の話は、少々退屈。
政界の(その地方の)ドンと主人公との結び付け方は少々突飛過ぎるような。
ディヴァーを読んだ後の、格差は否めないかな。
シリーズ物のほうがよかったかな。

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2013年09月30日

Posted by ブクログ

得意の警官ミステリーと政治の世界を組み合わせた作品。断絶の題名に込められた意図は最終章に明らかになる。前半はテンポ良く物語が進んでいく。が如何せん犯人がモロバレで後半は失速。惜しいな~

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2013年07月27日

Posted by ブクログ

女が死んでたので自殺かなー他殺かなーって調べてたら上から自殺だからもう調べんなって一方的にいわれて激おこになった刑事が真相を追う話。
政治の話が面倒くさい。やや助長気味。

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2013年06月03日

Posted by ブクログ

途中までは、かなり退屈でしたが・・・

ラストの方は、流石の面白さでした♪

なんか最後ののシーンを書きたい為に、それまでが有ったの?

なんて思いました。

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2013年01月04日

Posted by ブクログ

事件と政治家。政治と家族。
正しい道はどこにあるのか
いったい何が正しい道なのか

人はみな、自分が信じる道が正義だと思うのだろう
時にあたって選んだ判断が正しいと信じるのみか
間違えたと思ったら引き返す勇気を持ちたいものだ

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2011年08月29日

Posted by ブクログ

汐灘サーガの第2弾。
海辺で猟銃を使った女性の変死体が発見される。
地元選出の国会議員の後任候補選びと絡まって事件は複雑化して行く。

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2011年08月19日

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