あらすじ
こんなサイアクな日ってあるの? 不倫を清算し、結婚の夢を捨てた紗季が思い切って会社を辞めたまさにその日、公園で変死体を発見! 脇に立つのはウサギ……? マンションには刑事が現れ、かつての不倫相手のことを無遠慮に聞いてくる。「どうして?」「多分、墜落死だと……」。隣人はあれこれ詮索、げんなりした矢先、唯一の友人に悲劇が。不思議の迷宮へ放りだされ十重二十重のトリックにがんじがらめの紗季がたどりついたところは?
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Posted by ブクログ
なんとなくみんなグルなんだろうなと思うし、中学の事件が関係してるだろうなってことも分かる。
記憶が欠落するところも多々あるからなんかあるのかなっていうのも予想がつくけど、最後みんな死ぬ?ってなる。
あっという間に読めるけど、なんとなくモヤっとした気持ちになった。
Posted by ブクログ
久しぶりの柴田よしき。
う~ん……。自分は、好きじゃあないな。
構想は面白い。二重三重に畳み返す仕掛けも、なるほど、とは思う。
けれど……後付けで背景が語られたり、非現実的でご都合主義なトリック(?)が用いられたり……“フェアじゃないな”という思いが、中盤辺りから頭にこびりついて離れなかった。それでも途中で投げ出さずに最後まで読ませるのは、筆者の力量なのだろうけれど。
東野圭吾を読んでもよく感じるのだが…“まず構想ありき”“仕掛けがありき”な作品は、自分は好まないようだ…。
“RIKO”は面白かったのだけどなぁ…。
彼女の作品からは、またしばらくは手が遠のきそうだ。
★3つ、6ポイント。
2013.07.01.了。図。