【感想・ネタバレ】山本由伸 常識を変える投球術(新潮新書)のレビュー

あらすじ

肘は曲げない、筋トレはしない、得意球のスライダーは自ら封印――。いまや日本球界最高の投手に登り詰めた山本由伸は、あらゆる面で「規格外れ」である。そもそも身長178センチ、体重80キロとプロとしては肉体的に恵まれていない山本が、どうしてここまでの成長を遂げたのか。ブリッジややり投げを取り入れたトレーニングの理由や独特の思考法、そして目指す未来まで、野球に精通したライターが徹底解読する。

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Posted by ブクログ

山本投手の凄さがよりわかった1冊でした。

・批判されても自分の芯を、考え方の基準をもって、自分の信じる方向へ進んだこと
・やり投げがよくフォーカスされているが、よく考えて色々取り組んでいる中のほんの1部であったこと

自分も今後このように生きていきたいと思えました。

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2024年11月27日

Posted by ブクログ

 2023年のWBCは日本中で大いに盛り上がり、大谷翔平らと同じ先発投手陣の一角を担った山本由伸。2021年、2022年シーズンでは、2年連続の投手四冠を達成、沢村賞と最優秀選手賞にも選ばれ、オリックスバファローズの日本一にも貢献した。2022年オフには推定年俸も球界最高に到達し、来年はメジャー挑戦ともささやかれる山本由伸。
 著者の中島大輔氏は、野球を中心としたスポーツ全般の旧態依然とした、精神論や経験主義、指導者のハラスメントにも警鐘を慣らすジャーナリストとして地道に活動を続けている。今回は山本由伸の野球人生をふり返り、山本由伸の独自のトレーニング方法や強靱なメンタリズムを紐解く。少なくないプロ野球選手が、監督やコーチの型にはめた指導や個々人に適さないフォームの改造により、芽を潰された選手がいることに警鐘を鳴らす。ウェイトレーニングによる筋力強化が主流となる中で、独自のトレーニングメニューで自身のボディスキーマを意識し、山本由伸自身が長期にわたって選手生命を維持するために身体ケアを視野に入れた投球術を検証する。
 野球を中心にスポーツは楽しむことが大事であるが、自身の長期展望を見据え、自らのケアを考えるクレバーな山本由伸投手の考証は、今後のスポーツに少なくない影響をあたえるものと考える。

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2023年04月23日

Posted by ブクログ

二年連続沢村賞、タイトルを総ナメにするオリックス山本由伸投手。独自の練習法に迫る作品。

WBCでも活躍、まだ25歳の山本由伸投手。ウェイトトレーニング重視の近年では異例のトレーニング手法と等級フォーム。若くしてエースになった独自の練習方法と感性。理想の投球フォームは人それぞれ、山本由伸を真似ても決して山本由伸にはなれない。

科学的なトレーニング手法が発展しても王道は決して一つではないというのが面白い。

今後のさらなる活躍といずれのメジャー入りにも期待したい。

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2023年03月27日

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トレーニング方法にふれた唯一の書。
個々の箇所をトレーニングしても効果は出にくい。陰と陽」がキーワード。全ての連動を意識したトレーニングと継続の大事さよ。

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2025年12月08日

Posted by ブクログ

御多分に洩れず2024年からの、にわか野球ファン。もちろんドジャースの大谷くん推し。

ところが、今年の連覇に際し、大活躍の山本由伸くん!
知れば知るほどに興味が沸いた。どうしてワールドシリーズに三戦も投げることができたのか?
どうして、名だたるメジャーリーグの大選手たちがあれほど熱狂し山本を讃えたのか?

時々山本の記事を書いてたスポーツライターの本を見つけた。それがこれだ。

なんと高校からプロ野球に入り、わずか2年目に自分の等級を見つめ直し、どうすれば自分の理想像に近づくか?

追い求めた山本は、今の恩師矢田修氏に出会う。

彼がプロ野球界の関係者に賛同されなかった今の方法に行き着いたか。どんなトレーニング方法なのか?

自分の体が今、どうあるのかを知るということ。自分の体を自由自在に動かすには、悪い変化も自分で軌道修正ができる、自分を知る方法。
ウェイトという瞬間的緊張を外部から与えるのではなく、自分の自重だけで、自在に動かせ、体の連動で最大値の出力を出す。山本だけが今の所完成形にあるのではないか?

プロ2年目から、外部の声には動揺せずにただひたすら続けて見えてきた世界の通過点が今年の大活躍だ!
楽しみでしかない!

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2025年11月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

言語化の不可能なトレーニング理論に挑んだ果敢さは評価する。きっと動画を見ても理解はできず、由伸本人も言う通り「やらないと、わからない」はず。本の中で触れられているように、実際やってみても、わからない、もしくは合わない人も多いのだろう。

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2024年04月04日

Posted by ブクログ

山本由伸のピッチングの成り立ちを、日々行っているトレーニングから分析した本。

やり投げやブリッジを取り入れていることは知っていましたが、大阪鶴橋の矢田トレーナーから指導を受けてトレーニングを行っていることは知らなかったです。
途中、専門的なトレーニングの説明部分は読み飛ばしましたが、現在の主流でないトレーニングだということはわかりました。

いよいよメジャー挑戦ということで海を渡っても活躍されることを楽しみにしています。

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2023年11月09日

Posted by ブクログ

やっぱり一流どころはコレと決めたことは、地味でも継続してやりぬく力が違うと感じた。
矢崎氏が伝授するBCエクササイズで球界のエースまで駆け上がってきたことはよくわかったが、今後MLBの舞台で大きな怪我無く、エース格として投げ続けられるかどうか注目したい。

2025.11 追記
ワールドシリーズの活躍凄すぎ。他の投手ならあの連投は不可能だと思う。ウエイトに頼らないBCエクササイズは、後世にしっかり引き継いでいってほしい。

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2025年10月09日

Posted by ブクログ

そんなに技術的なことは興味ないのだが、
探究者、求道者のような姿勢は、
さすがなるほど結果に出ているのだな、
と思いました。
「積み重ねで自分の軸ができていきました」
サラッと言ってみたい!笑
メジャーでの復帰戦、期待したいです。

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2024年09月06日

Posted by ブクログ

実際にどんなトレーニングをしているのか、その一部はYouTube等で見ることができるが、それだと何も理解できないんだろうなと思う。
身体知、経験知などの言葉が出てきたから、自分の身体ととことん向き合うようなものなのだろうとは思うけれど。
より身体全体を使うという、パーツだけに目を向けない考え方はとても良いなと思いました。
ただ、それだけ。
という考え方をするのはあまりに端的かなとも思います。

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2024年05月03日

Posted by ブクログ

現在球界屈指の投手といって過言のない山本由伸投手がなぜここまで成長できたのかをスポーツライターである著者が書いた一冊。

幾人にも批判された自身のアーム投げを矢田氏と出会いBCトレーニングに取り組むことで結果を出したことを本書知ることができました。
BCトレーニングによる姿勢の矯正をおこなってからやり投げトレーニングを行なっていることや筒香選手との出会ったことによる刺激からより向上したことも本書で始める内容でした。

ウエイトトレーニングがもたらす投球への影響や姿勢で力の伝わり方が大きく変わることなど体のメカニズムに基づいて投球という行動が解説されていてより深く野球を知ることができました。
そして山本投手は地道な練習を日々繰り返してきた結果が今の姿であることを感じました。
偉大な成績の裏にある努力の積み重ねと地味な練習を続けてきたことを知りました。
アーム投げをはじめとする禁止とされているものも奥にあるものを理解した練習を繰り返すことで周りの評価も変えていけると感じた一冊でした。

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2023年03月20日

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