【感想・ネタバレ】高学歴親という病のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

私は全く高学歴ではないですが、周りを見ていると学歴があった方が選択肢も増え、収入も高い人が多いと感じていました。
そんな成功した人や成功することを目指しストイックに勉強してきた人が親になって陥ってしまう可能性がある子育てについて書かれていて興味深かったです。
子供を条件付きで愛したり、子供を信頼せず干渉•矛盾•溺愛をしてしまったり、適切な経済教育をほどこさなかったり...私も気をつけよう!と思うことがたくさんありました。

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2023年11月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

久しぶりに大好きだ!面白い!!と思える本に出会ってしまった。
端的に言えば、"再確認"だった。

いつもいつも思うけど、やっぱり私は小児科医や精神科医、脳科学の研究をしている人などが書く本が好きみたい。
エビデンスもありながら、実例が豊富で、非常に参考になる。著者の主張に関しては、ガッチリ自分にハマったら最高!!!!ってなります。


本を読んでて、思うことが本当にたっっくさんあって、途中ページをめくるのが怖い箇所もあった。
でもそれは、自分の過去と向き合う作業なのだと。

独親育ち(安易な言葉だけど)の私の子育ては自分の過去と向き合うところから始まる。
私みたいな失敗作を生み出さないように、子どもの心を壊さないように、生きる力を台無しにしないために。
全て自分がされてきたことを反面教師にしている。


まず驚いたのは、妹の制服を切り刻んだ女の子の話。
私は小学生の頃、同級生の服を鋏で切ったことがあるのを思い出した。

どうしてそんなことをしたのか全く思い出せない。

当然、それを知った母親は烈火の如く怒り狂い、その場で私の着ている服を鋏で切り刻んだ。

"服を切られたらこういう気持ちになるんだよ!!!!"と体験をもって教えられた。

その後から、母親と交換日記をすることになったのを覚えている。

しかしある日突然「あんたはいつもいつも良い事しか書かないじゃない!!こんなんじゃ何の意味もないじゃない!!」とブチギレだし、交換日記は終わりを告げた。

悪いことをしたと素直に告げることに極端に怯えていた。(それは社会人として家を出るまで続いた)

初めて掃除当番をサボったとポロッと言った小学校低学年のあの日、母は1週間全く口を聞いてくれなかった。

親戚や知り合いがいる前では優しい母になるので、その時に口を聞いてくれるのが嬉しくて「あ、機嫌治った!良かった!!」と思ってニコニコしていると、「私はまだ許してないからね」と毎度、人と別れた後に言われるのだ。

そして子供心に、"掃除当番をサボるのは悪いこと"ではなく、"悪いことをしたら親に絶対言ってはいけない"が植え付けられた様に思う。

「自分の頭で考えなさい」も母親の口癖だった。

未就学児の時だったか、小学校低学年の時だったか覚えていないが。

とにかく、「ごめんなさい」をしても「何に対して謝ってるの?」「それを悪いことだとわかっててどうしてやるの?」「理由がわからないのにごめんなさいだけ口で言っても何も意味ないじゃない」「自分の頭で考えなさい」
いつもこのパターンで、日中から夜20時だか21時だか何時までだかわからないけど、父親が仕事から帰宅するまでずーっっと家の中に立たされていた記憶がある。(動くことは基本許されずトイレに行くと睨まれる)父親が「まあまあもう許してあげなよ」と言い、解除される。
(今思えば、そんな時間まで幼子がずっと立たされてるの異常だろ!どうにかしてくれよ!!って感じだけど)

私は自分からピアノを習いたいと言ったけど、「ピアニストになりたいって言ったのはあんたでしょ!!」と練習中に昭和のスポコン漫画さながらの激しい体罰を受け、きょうだいはプリント学習系の習い事で、宿題をしないと毎回体罰を受けていたらしい。

今私は大人になって。
色々な本を読んで知識を得て、子育てをしているけれど。

この躾の仕方?育て方に1mm足りとも共感できない。

「ごめんなさい」口に出して言えたらそれでいいじゃん。
どうしてそれをしてはいけないかは繰り返し教えていくしか無いじゃん。
こどもに考えなさいって言ったって。わからないよ。考えるための語彙力も経験も知識もないんだから。

子どもにお習い事をさせる(家で練習する系)のって本当に大変だよ。何がって親の忍耐が。
体力も精神力も。
待てない親は何もやらせない方が良いよ。体罰なんて本当に言語道断。「自分は待てないんです」って言っている様なもので本当に恥ずかしい。

話はだいぶそれてしまったんだけど。
我が家の母親は高卒?(多分…?)で、父親が教育関係。

母は本当によく世間体を気にしていた。
「出前を取ってるなんてよそ様に思われたら恥ずかしいから私は出前ほとんどとったことない」って言ってたけど、食事の準備が大変でイライラして家族に当たるくらいなら出前でも外食でも良かったじゃんって思う。

母にとって「若いのにしっかり教育している」は勲章だったようだけど、本当にとんでもない暴言暴力ネグレクトが裏にあったから。頑張ったのはあなたじゃなくて我慢してきた私たち(私だけ…?)って思ってる。

必死だったんだよね。夫の職業に見合った自分じゃなくてはいけない、子育てをしなくちゃいけないって。でもね、おかげでとんでもなく精神が破壊された人間が育ちましたよ。

父親は父親で、中学受験の香りがする頃からどんどんヤバい人になっていって、中学に入ってからは大勢の前で罵倒、成績が悪ければ殴られるってことがありました。大学受験終わるまで続きました。大人になってから完全に父親不審になりました。

人を育てるって本当難しいなって思う。

そして私のこと。
私も夫も、自分たちでは思わないけど、おそらく世間一般からしたら高学歴とされる分類かも知れない。
それがこの本を手に取ったきっかけでした。
すごくインパクトのあるタイトル。

でも中を読んで本当に安心した。

私は睡眠を1番大切に思っていて、お習い事も時間が遅くなる様なものは基本的に選ばない様にしてる。
日が沈んだらお布団に入って、日が上るくらいに目覚ましよりうんと早く起きるうちの子たち。(だから夏は大変なことになる)
思いっきり原始人の子供達で本当に安心しちゃった。

周りの知り合いでうちと同じ様な時刻に寝かせてる人がいないので、1mmも話が合わないけど、私はそれで良いと思って生きてる。

そもそも。この現代社会でこどもを早く寝かせるって本当に大変なんだよね。親の意識と実行する努力がないと絶対出来ない。

うちはTVは基本つけてないし、ゲームやビデオの視聴も基本は夕方までに限定してる。
そういう取り組みも良質な睡眠に関わってると良いなと思っている。

長くなったけど。
こういう本を読むことで過去の自分を思い出しながら、"こうなりたくない"という気持ちを確認し、見つめ直せるのは良いなと思う。

ただ知識をinputするだけじゃなく、持ってる知識を見返して、outputに繋げていける。
良い本でした。

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2023年05月03日

Posted by ブクログ

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読んでいてなんか知ってる内容かも…と思って確認したら成田先生の本を読んだ事があったからでした。『「発達障害」と間違われる子どもたち』に類似した部分もありながら今回は高学歴の親にフォーカスした内容で、あーわかるわかる〜と何度もうなづいていました(元私立教員)。

やはり早寝早起き朝食がミソなのですね。
後は小遣いについての記述も参考になりました!

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2024年06月19日

Posted by ブクログ

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まずまず。
都会の意識高い系の方々が対象のようで、自分には実感がない。年相応の教育が必要なのは納得。

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2024年06月22日

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