【感想・ネタバレ】サーモン・キャッチャー the Novelのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

零細な釣り堀とそれがある街を舞台に、個性の強い人々がそれぞれの思惑に翻弄される物語
(簡潔に説明するのが難しい作品…)

文庫版は最初のページに
登場人物が描かれたタロットカードがあり、序盤各人の登場シーンはそれを見ながらなんとなくの人物像をイメージできた
読み終わった後にもう一度タロットカードを見ると、絵の細かいところの意味も分かっておもしろい

登場人物たちの
忘れられない記憶や、邪な狙い、不安や懸念、期待などが目線を変えて語られるので
読者としては俯瞰して状況を把握するかたちになる
彼らの思いが絶妙にすれ違って、思いがけないかたちで噛み合ってしまったりするのが楽しくて仕方なかった

あと個人的にどハマりしたのが、ふざけてるとしか思えない"ヒツギム語"の言葉あそび
こういうのとても好き

以下、好きなヒツギム語の抜粋

根性 タフマン
悪さ ルパン
プライド ミキイマイ
母親 フグタ
弟妹 イソノ
恥 ハニカム
受け取ってくれこの宝を シノゴノイワナイノ
うそだ デマカス
あばよ シンゴ
お兄ちゃん タツヤ
弟 カズヤ
母さん ピンコ
ただいま イソジン
馬鹿 コサジノウ

ゲラゲラ笑えて最高でした!

0
2023年03月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

わたしはすきです!!
シッゲル・ムーロイとかタツヤとカズヤとか、、
最後のサーモン・キャッチャーにグッときて笑

ひっくり返すと別の顔を見せる人形と
あの子に似た柄を持つ鯉と、
見えない物への期待とか、知らない有名なことはたいしたことじゃない事なんだ、とか。

私はすごく哲学的に(勝手に)読んでしまいました。

0
2024年01月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何人もの登場人物とその人数分だけのストーリーが都度切り替わりながら語られていく。中々に複雑で整理しながら読み進めた。

確かに予想外の展開の連続で、いくつもの物語が少しずつ繋がりを持ち一つにまとまっていく様子は見ものだったが、個人的にはいつもほどの驚きはなかった。共同制作だからかな?少し作風も違った気もする。

☆3.8

0
2023年01月26日

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