あらすじ
コロナ禍などの不幸な出来事が起きた時ほど、私たちは科学に正解を求めがちだ。しかし現実には、科学は100%の答えを提供してはくれない。そんな科学を生活に役立てるためのサイエンスコミュニケーションについて、身近な話題を通して解説する。
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Posted by ブクログ
本書の指摘どおり情緒とか雰囲気とか空気とかが日本人は優先されていると思う。放射能、コロナ、狂牛病等分かりやすく解説した上での東人大震災での日本政府の発表、狂牛病時の日本の対応を見るに自分の頭で科学的に考えられないと危ないという事が伝わった。
個人的にはパーキンソン病、統合失調症の項目のドーパミンの関与が面白かった。エビデンスも確立という考え方からの提案も頷けた。ただこういう感想も情緒的なので自分も典型的な愚かな日本人だとは思う。
Posted by ブクログ
結局は、感想や情緒の表明、表現をすること、それらの教育により、様々な事象を事実以上に、つまりよりリアルに扱う事を難しく、あるいは、事実を必要としない気分、状況を演出しているつもりで、日々の生活を営んでいられるからかな。
追記、R071.12
理解、そして納得、さらに承知へ。納得は、字面での理解で、承知は、自己受肉化に至ることか。比較対象化でき、感情も含め実装も可能なレバルへ。整数、実数、複素数って感じか。
バーナム効果、総論ということか。
Posted by ブクログ
日本では科学よりテレビやネットの軽い情報が支配的で悪貨は良貨を駆逐していることがままあります。その原因を科学リテラシーの低さに見出だし、サイエンスコミュニケーションを行うコミュニケーターの養成が求められるとします。サイエンスコミュニケーションを尽くした実例をあげた説明はわかりやすく、誤解されにくいものでした。ニュースソースにもとることと確率を使った説明の重要性を改めて確認しました。
誰もが発信できる時代なので、特に専門的な内容の説明時には注意したいものです。