あらすじ
昨日とは少し違う自分になる「成熟スイッチ」はすぐそこにある――。
ベストセラー『野心のすすめ』から9年、人気作家が成熟世代におくる待望の人生論新書。
日大理事長就任、「老い」との近づき方など、自身の成熟の現在地を明かしながら、
「人間関係の心得」「世間を渡る作法」など四つの成熟のテーマについて綴っていく。
先輩・後輩世代とのつき合い方、自分の株が上がる「お礼」の方法、
会話を面白くする「毒」の入れ方など、著者ならではの成熟テクニックが詰まった一冊!
<本書のおもな内容>
序 章 四つの成熟
第一章 人間関係の心得
愛は惜しみなく/人づき合いは変化していく/成熟を教えてくれた人/広がる人脈と後輩世代/女と男の距離
章間 私の成熟スイッチ・1
未熟者が「長」になるまで
第二章 世間を渡る作法
感謝の流儀/品性が試される時/社交のタブー/話術のエッセンス/時間を制する者、世を制す
章間 私の成熟スイッチ・2
王道を行くか、センスで生きるか
第三章 面白がって生きる
お金を味方につける/仕事をどう面白がるか/読書の快楽/遊びの本気、出好きの好奇心
章間 私の成熟スイッチ・3
生き残るのは変化するもの
第四章 人生を俯瞰する
「俯瞰力」と「自己愛」の効用/老いとの近づき方/家族が教えてくれる成熟/レールに乗ってーーあとがきにかえて
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Posted by ブクログ
本書は1年くらい前に読んだのですがレビューを書いておらず、只今読書メモを見ながら清書しているところです。
当時は、「まさか私が日大理事長になる日が来るなんて」と使命感に燃えているご様子でしたが、こんな苦境に立たされるなんて・・・
地位や名誉や権力や金銭力、全てを既にお持ちなので、そういうものに惑わされずに理事を全うできる方だと応援してました。
だけどなんだか日大の古株には、どうせお飾り、ナメられている印象です。
改革はとても難しそうですが、負けずにどうか頑張ってください。
さて、本書。(前置き長い)
マリコさんのファンです。
何が好きって一番は、歳を重ねても好奇心旺盛で様々なことに挑戦しているところ。
本書を読んで、やっぱりね、と益々尊敬しました。
ただの自慢じゃね?!と受け取っている人もいるみたいですが私は自慢する人も好き。
自信があって、尚且つ面白いことはシェアしたいという心意気でしょ。素敵です。
自分のことを「嫌味を承知で自画自賛すると、私の持ち前の「素直さ」と「真面目さ」、同じようなものは書きたくないという「意地」の三本柱があってこそとも思います。」
とハッキリ言えるのは、自分の人生に真摯に向き合っているからこそです。
マリコさんとは何もかも違うけど、私も陽気で元気、好奇心を忘れない高齢者になるべく、今もこれからもがんばりたい。
憂鬱の種は取り除き、人の不機嫌には巻き込まれない(近づかない、気にしない)、俯瞰力を鍛えつつ、真摯さ真面目さ謙虚さを忘れずに。
それに小さな好奇心があれば、私もいい人生を送れると思うんですよねー