【感想・ネタバレ】なんとかしなくちゃ。 青雲編のレビュー

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面白いwただただ面白い。いつ物語が始まるんだろ…と思いつつ、ついつい読んじゃう。そして1冊終わっちゃうw恩田陸特有の禍々しさは0。ひたすら爽やかに面白い。続きが読みたいw

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2024年04月16日

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主人公結子の幼少期〜大学生までのお話。
とても面白かったけど、最後が駆け足すぎた。
地の文に時々混じる筆者自身の思い出話なども面白く、小説とエッセイ半々という感じの語り口が新鮮に思えた。
いつもの暗くどんよりとした雰囲気のない、軽めの小説で読みやすい。

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2024年04月14日

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読んでいて、うずうずします。
私も何かできるのではないか、何かしなくちゃいけないのではないか、と。
結子ちゃんのように人生が過ごせたらなと羨ましくなりました。

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2023年10月12日

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面白すぎて、一気読み。
この軽快な感じ、この疾走感、どなたかも書かれていたが、朝ドラのようだった!
大学生の時に入った城郭愛好研究会の、日本の城の話や、城攻めをする話は、日本史をほとんど知らない私でも面白く読めた。
最後は駆け足気味に大学卒業したが、「なんとかしなくちゃ」という気持ちをもった社会人編のつづきぜひお願いしたいです!
恋愛要素少なめですが、北澤くんから見た結子など、もう少し恋愛要素があっても面白かったかなー。
面白すぎて、興奮冷めやらぬ感じになってしまった。

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2023年10月05日

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著者の作品、ハマらないものは全くダメなんですが、これはどハマり。主人公のキャラ立ちまくり。著者と同世代のこともあり、大脱走などの小ネタエピソードが胸キュン。どこをとっても、「そうだよね〜」というシーンばかり。伏線いっぱいあるので、続編絶対あるよね、という期待込めて、⭐️五つです。

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2023年08月14日

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途中、声に出して笑ってしまう、面白い!
4人兄妹末っ子のファミリー物語か?と思い読み始めた。大阪と東京に由緒正しい祖父母が有り、育ちの良い個性豊かな兄や姉。結子は一見地味な目立たない風だが、幼い頃から「キモチワルイ」ことに敏感でそれを自然に「なんとかしなくちゃ」と考える才溢れる子供でもあった。

子のストーリーは、並行して『エルマーのぼうけん』や『大脱走』の推しどころ、政治の風刺、服の流行り、校則改革、などなど盛りだくさんすぎて書ききれない。
W大で「城郭愛好研究会」に入ると城と歴史の話も満載になる。
成長と共にさらに結子が繋ぐ架け橋は増えて行き日本を超えてグローバルになって行く。

途中に挟む文章は、講談師のごとく。充実した一気読みさせてくれる恩田陸さん大好きです。

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2023年08月10日

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登場人物が皆エリートなのがちょっと引いてしまうところですが、歴史に残るキャリアウーマンの青春時代の話といった感じで爽やかな読後感でした。

続巻がとても楽しみです。

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2023年07月25日

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第三者視点で物語が進むのが面白い。作品中にも出てくるけどまさに朝ドラを見ているような感覚になった。
日々の"キモチワルイ"を解決していく梯結子の行動力や思考に感服!語学は絶対に必要になるから高校生の時に自分のお金でフランス語を習って、怠けない環境に身を置いて、大学生の時には通訳として活躍しちゃうんだもん凄いよこの人
大学生になってお茶室に久しぶりに行ったときのシーンが凄く良くて印象に残った。「お茶の味には時間が含まれている。お茶がおいしいのは時間が入っているからだ。」

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2024年05月03日

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爽快!
女の一生、前半生。
梯結子のキャラクターもいいし、合間に挟まる恩田さんのモノローグもいい。恩田さん解釈の歴史談義も面白い。
それより何より、「キモチワルイ」を「キモチイイ」状態に改善して持っていくプロセスの心地よさが最高。そしてその思想、とても共感。
次、早く読みたい!

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2024年01月23日

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ネタバレ

以前から、恩田陸作品を読み始めた時から、ずーっと!思ってた、話の中盤からストーリーがゆるみ始めて登場人物が恩田さんの最近思ったこと、興味あること、独り言話し始めるなーって。
そう常々思ってたらついに恩田さん登場した〜〜!!(笑)もう吹き出してしまった。面白すぎる。

昔の少女漫画みたいな、枠外の作者が主人公にツッコむ、ような構図?メタ?が寒気しちゃうけど。
完成された物語を求めて読んでるのに、作者が急に出てきて本作品は〜とか言われたりするともう興ざめ!というか。

ここまで真っ向から、ハイ、わたし喋りますネ!と登場されるとあ、はい…!とついてくしかない笑
な、なぜ?令和の新作になぜこのスタイルなの恩田先生〜?!と混乱しながらやっぱり読んじゃうよねー。
急な日本史、城の話とかもう絶対恩田さんが興味あって書きたくなったんやね…という、書きたいこととりあえずどんどん書いてくね!方式がすごく斬新…潔いというか。

しかも最後に言い訳パートーー!!笑
どうしちゃったのよ恩田さん…何を読んでるのだわたしは…?
その後ずーっと忙しかったでまとめちゃったらもう…そんなん…。。

タイトルも今までっぽくなくて、読んでいてもハテナで、最後の最後で説明あったけど…
なんでハテナだったのかと思うと、結子が言わなそうだからかなー。台詞としてしっくりこない。

全編通してハテナだし、めずらしく主人公があまり好きになれないけど、続くなら読みます!笑

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2023年12月03日

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ネタバレ

最初、三浦しをんさんをやりたいのかなと感じた。コピーしているわけじゃないと思うけど、滲み出るおかしさが。
 大学時代よりも、子どもの頃から高校生の頃の話が、愉しい。どこへ行くのか分かりにくいから。
 楽しんで書いているのだと思うけど、城談義のところはかなりスピード挙げてページをめくってしまった。
 マンガエッセイの小説版のような。

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2023年11月09日

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名は体を表す、梯結子かけはしゆいこ。
彼女の人生を描いたもの。
キモチワルイという自身の感覚をもち、
物事ひとつひとつに対して自然に
「もっと良くなる方法」や「意義」を考え見出し行動にうつすアイデアマンかつ実行者の思想をのぞいたようで、どんな成長をするのか気になり、
どんどん読みすすんでしまった。

成長した結子の視点で客観的、俯瞰的に描く文体も面白かった。
続編があると予告してあるので、楽しみに待っていたい。

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2023年10月03日

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MZTさんイチオシの本
恩田陸といえばちょい硬派なイメージですが
コレはひたすら明るくって調子いい
YAぽいけど時代が懐かし系なので大人も楽しい

困った事態に工夫ができる結子
解決していく事柄に爽快感
登場人物のキャラもいいー!
あっさり流していく恋バナも好感です

著者が語るようなスタイルは後半にすっかり慣れてきて
うんうん、そうなんですね面白いですねーなんて感じになってくる
計算されたミステリーのような緊張感もないし
クライマックスなんて無さそう?
どんな展開になるのか??唐突に日本史の勉強もできる笑

最後は著者の言い訳が笑 この本は続くとのこと
やっぱり一冊じゃ終わらないよね
女の一生朝ドラ小説風小説は連載で読んでいくのも楽しそうです
まだ本にはなっていないようなので、しばらく先ですね
残念ですがまたいつか!

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2023年08月26日

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恩田陸は、数々読んでいるんだけど、これは異色の作品に感じた。
主人公の梯ゆっこが、私とひとつ違いの生まれ、にも親近感を感じたし、梯家四兄妹も、個性派揃いで、読んでいて楽しかった

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2023年05月26日

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大阪の老舗海産物問屋の息子を父に、そして東京の老舗和菓子屋の娘を母に持つ、梯結子(かけはしゆいこ)が主人公だ。
結子は幼い頃からちょっと変わった少女で、普通の子供の思考とは異なる頭脳回路を擁していた。
本人も子供ながらに世の中の可笑しな出来事や問題に遭遇するたびに、「キモチワルイ」との感情を抱いてしまうのだった。
結子は成長と共に、「キモチワルイ」と云う感情をそのままに捨て置けず、想像力を発揮して解決策を見出す努力をするようになる。
そう、表題の『 なんとかしなくちゃ。青雲編 』の意味がここにあるのだ。
父親からは「おもろい子やな〜。才能あるな〜。なんの才能かまだようわからんけど」と言われ、祖母からは「えらいおっきいこと、やりそうや」と期待されていた。
そんな結子の「融通無碍(ゆうずうむげ)」とも云える人生が綴られる。
但し、青雲編とある通り、結子の大学生活までで一区切りとなるお話だ。

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2023年05月06日

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梯結子の将来、予告がちらちらあるだけなので、気になって仕方ない。
つまり「キモチワルイ」。
何とかしてください、恩田陸さん。

しかし痛快。
結子は突出しているものの、ほかの家族とか友人、先輩、みなさん
「地頭がいい」
んだろうね。
学習塾に通わないでワセダ入っちゃうくらいだから。
時折顔を出す作者の「地」も楽しいし。
さてさて続編はいつ出るのかな?

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2023年04月13日

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恩田さんってそこはかとなく階級意識があるのかな。一族ものが好きだよね。
固有名詞の一部に○を使うのって、キモチワルイ。
「生きるということは、他人と棲み分けをして、自分という人間を売り出すことなのだ」なるほどね。
恩田さんの経済小説、広げた風呂敷、どう畳むか、続編に期待。

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2023年03月23日

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作者の語りが合間に入る独特の文体で梯結子という1970年生まれの女性の一生が語られる。青雲編は大学卒業まで。
作者の合間語りで恋バナは「出てきたとしてもあっさりめ」と断言されてしまった。残念。明らかに恋愛すると楽しそうな男子が何人かいるのに。
この話は文春で連載されているときから気に入って読んでいたけど、改めて一冊になったのを読んでもやっぱり面白かった。概ね同じ内容だったように感じました。ガーナー教は続けて読まないときっとガーナー教って何だったっけ?って思い出せなかっただろうな。
これ、文春で連載されていただけあって、結子と同世代位の男性が読んでも面白いと感じられる女性の生き方の話なのではないでしょうか。

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2023年03月20日

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これといって大きな展開があるわけではないが、読みやすい軽い文体が特徴的で、一気に読めた。また、キャラが強烈すぎず所々共感しやすい部分があるところも魅力になっていて面白かった。

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2023年03月11日

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エッセイのような評伝のような朝ドラのような、
恩田作品としては異色
時たま顔を出す恩田先生の呟きのような回想が面白い

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2024年03月24日

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ちょっと…長い?
前半は主人公の日々の工夫や考え方が面白かったのだけど、大学までで終わっちゃったので消化不良な感じ(作者ご本人も予想より長くなってしまったと書いておられますが)。

「なんとかしなくちゃ」というキーワードがバチっとハマり「なんとかなった!」というカタルシスがある結末を期待するともやっとするかも。

しかし恩田さんの書く女の子は「聡明」ってイメージ。

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2024年03月07日

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トヨタが全世界に広めたものの一つに、生産現場自身が業務を見直し、作業効率や安全性向上を目指す活動「カイゼン」があります。この作品は、主人公・梯結子(かけはし ゆいこ)が少女時代から就職までに行った様々な「カイゼン」活動を描いた作品です。
私自身、身近な事に問題意識を持ち、それを様々な創意工夫で改善して行く事、というか、そういったことを「考える」のが好きな人間です。ですから、シンパシーを感じながら楽しく読み始めました。しかし、同じような話が続き後半にはダレてきます。確かに主人公のドクトリン(実際には「ゴール=理想状態をどう定義するか」なので、ドクトリン=基本原則という用語はふさわしくないと思う)は面白いけど、その達成手段にオッと刮目させるようなものが無いのです。実際の工場現場での「カイゼン」活動の結果を見たことがありますが、見事に既成概念の虚をつくような、思わず「そう来ましたか~」と嘆息するようなカイゼン例が沢山あって、そうしたものと比べると大人しいというか常識的なのです。
著者自身が「天の声」的に顔を出す本なのですが、まとまりが悪く収拾を付け辛くなった最後の頃には、著者の顔出しが増え、続編予告を出して無理やり収束させた感があります。本当に続編はあるのかな?

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2023年09月09日

Posted by ブクログ

梯結子ちゃんが、ばっさばっさとクールに問題を解決して、華麗な交友関係にも淡々と接しながらも、実は強固な関係を築いてる感じが読んでいて爽快だった。今、大河ドラマ、どうする家康 見てるので城郭愛好会の空想の城攻めはおもしろかった。しかし、それが大半を占め始めて最後は少し飽きたかなあ。
続編にも期待したい

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2023年09月07日

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コーディネーターとしての才能に恵まれた女性を主人公とした青春小説。朝ドラ(ナレーターは筆者)のようなライトノベル。最初は、物語の中に著者の解説が入ってきて違和感があるが、次第に慣れてくる。

『夜のピクニック』で第1回本屋大賞、『蜜蜂と遠雷』で直木賞と本屋大賞をW受賞。ベストセラー作家で、ホラー、青春小説、ファンタジー、SFと守備範囲も広く、目が離せない作家です。続編が楽しみです。

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2023年08月22日

Posted by ブクログ

主人公がとにかく忙しい人でどんどん進んでいくのでどんどん読めた。
なんかキモチワルイをすっきりさせていく様がおもしろい。いろんな方向から問題をみて考えを深めていったり周りの人のいいところを吸収したり。
それが自然と出来るすごい人だ。

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2023年07月29日

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前半がすごく面白かったけど、後半は歴史好きの人はたまらないかもしれないけど、私には興味が薄いから、内容が失速した感じがあった。結子が大学を卒業してからの続きがあるのだろうか?
ちょいちょい挟まれる恩田陸さんの気持ちや考えが作者を知る楽しさに繋がった。

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2023年07月23日

Posted by ブクログ

面白かった!!
恩田陸自身の視点も出てくるところも新鮮で良し。
確かに恩田陸風の朝ドラだと思う。

「この世の中にはキモチワルイことが多すぎる」
キモチワルイことをちょっと変えていく主人公の梯結子に惹かれる。(現実世界にいたらどうなるかは別問題で)

まさか社会人編に続くとはね…。
次出版されるまで、この内容忘れちゃうんですけど!!

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2023年06月17日

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副題からしてシリーズになりそうな本ですが、これは完全に作者が梯結子という存在を生み出して書いていく事を楽しんでいるのを感じます。
恩田さん自身が、結子という女性の一生を俯瞰で見て書いている格好なので、読んでいてこの語り部は一体誰なんだ??という事に頭がなじむまで少々時間が掛かりました。
波乱万丈な一代記なのかなと思いましたが、本書は主人公が幼少の頃から頭角を現わす所までなので序盤も序盤だと思われるため、波乱も無く非凡エピソードをずっと読んでいるだけです。これは以降の巻の為の大助走でしょう。期待大です。

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2023年06月08日

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五木寛之の「青春の門」の二番煎じにしては軽いノリの“女の一生”系小説。五木さん作品の時ほど続編待ち遠しくならない。「人は自分よりもずっと弱い立場の者から“合理的な提案”を持ち出されると逆上する。なぜなら、それを“提案”ではなく“反抗”と見なすから」なるほど、そういう事だったんだ、経験あるわー。百名城巡りにも新たな視点もらった。

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2023年03月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

梯結子という人間の一代記らしい。
地の文に作者が出て来る語り口はうっとうしいし、言い訳がましくも思える。
が、そのフォローがあるので、ちょっと変わった女の子がとんとん拍子に人生を切りひらいていくさまを安心して読める。妙に説明臭いし、うまく行き過ぎるのが釈然としないが、それでも面白く筋を追わされてしまうのはさすがというべきか。

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2023年02月23日

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