【感想・ネタバレ】小津安二郎日記のレビュー

あらすじ

無常とたわむれた巨匠――現存する25冊、20年間におよぶ日記をもとに映画監督・小津安二郎の素顔とその実像に迫る!!

●映画監督の小津安二郎も日記をせっせと書いた人である。彼の日記は、文学者のそれと違って、いつかはだれかに見られるという意識は希薄であったように思われる。……構えたところがまるでない。短く、簡潔で、感情をとどめることは希である。天候に始まり、一日の行動が実に簡略に記されているが、なんでもない日常生活の中で、なぜか“朝風呂”とか“昼寝”とかが、さも大事なもののようにかならず記入されている。……昭和三十六年十月二十五日(水)小雨 終日在宅、入浴、朝酒、ひるね、醒めれば晩酌、就床、枕辺雑書乱読……(本文より)

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Posted by ブクログ

実際のご本人の日記を引用し、著者が繙いた他の著書からの
情報も入れた、小津幼少時から没するまでを書いた、たっぷり
した本。読みごたえあり。かなり小津のことがわかる。

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2013年12月18日

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