【感想・ネタバレ】罪と祈りのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公の父の死をきっかけに父の過去を探る展開と父の過去編が行き来する小説。貫井先生は人を多面的に捉えて表現するのがうまいとつくづく思う。一般人が不意に闇に足を踏み入れてしまう展開はホラーなのかもしれない。すべてが明らかになったところでこの物語は終わらない。時代に翻弄された人々の人生の話だったが父の過去と向き合い納得いかないながらも最後はそれでも大きな流れに抗おうと停滞していた主人公の人生を進める話になったのは救いだった。

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2023年12月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

愚かで悲しいお話だった。
貫井さんの小説は2作目ですが、犯罪を犯した人の心の内を描くのがなんて上手なのでしょう。

父と息子、それぞれ親友同士の親子二代の話。
父が殺されたことで、自分は父について何も知らないことに気づく。父には大きな闇があった。
調べるにつれて徐々にベールが剥がれていく。
知っていいのか、知らない方がいいのではないか…。

根っからの善人達が誘拐事件を起こしたこと、なぜ人質の子供が死んでいるのか、途中ヒヤヒヤしながら読みました。

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2022年12月11日

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