【感想・ネタバレ】若葉荘の暮らしのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ほっこり系のお話かと思いきや、意外とシビアな内容でした。

生きていくためのお金がないっていうのは、確かに現実的に厳しい問題だけど、それ以外にも女性が生涯独りで生きていくという事がまだまだ難しい社会。

若葉荘のような場所が増えるといいな。

0
2024年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

40歳以上の独身女性だけが住めるシェアハウス「若葉荘」
を舞台にした小説

洋食屋アネモネのアルバイトをして生計を立てる主人公ミチル、コロナによる行動制限で彼女の生活に危機が迫ったところに、知人に「若葉荘」を紹介してもらってそこで暮らすことになる。

個性豊かな「若葉荘」の住民たちとの交流、職場の人間関係を描く中で、女性の自立した暮らしが立ち行かない日本社会とそれでも生きていく人々を描く。

「男性にも女性にもそれぞれの抱える問題がある、本来は政治がどうにかしていくべきことなのだろう。けれどそれを期待できるような国ではないことも分かっている」という文章がある。
まさにそれ。あるもの(制度とか既得権益とか)は最低限使えばよいが、政治にそれ以上を期待しても失望するだけ。自分でなんとかする、自分たち(家族とか友人同士とか)でなんとかする、そういう風に一定の線引きをして割り切る。

日本は今(今までもかもしれない)そういうことになっているんだってこと。

0
2023年08月06日

Posted by ブクログ

帯の”40歳以上のシェアハウス”に惹かれて借りた。
世の40歳以上の女性の、ここ数年の不安、痛みを主人公を通して語っている感じ。バブル、就職氷河期、”当たり前”の変化。身につまされる。

トキ子さんのように準備しておきたい。

0
2024年03月15日

Posted by ブクログ

コロナ禍で飲食店が大打撃を受けた事は記憶に新しい。ミチルがアルバイトとして勤務するアネモネもそんな店舗の一部。今後の家賃や生活費の不安から「若葉荘」を紹介してもらう。
ミチルはアネモネで働き続けるも責任感のある立場とコロナ禍のアルバイトという不安定な立場に疑問と不安を抱いていく。
同居人のバリキャリの真弓さんの言葉を受けて、ミチルは自分のこれからの自分の道を考え始める。自分も今ある生活がいつ突然終わるかもしれないという漠然とした不安はある。いつ誰がそうなってもおかしくない。

40歳以上の独身女性限定という若葉荘は居心地が良さそう。中には事情のある人もいるので、ひとりでいたい時にはそっとしておいてくれる優しさもある。同居人達のくっつき過ぎずない関係性も羨ましい。大人同士だからかな。

アルバイトのユキちゃんの「ミチルさんみたいになりたくない」という言葉はグサっときた。自分だったらしばらく立ち直れなそう…

0
2024年02月12日

Posted by ブクログ

コロナの頃って、本当に世界が変わったと思った物でした。
楽しく読めたけど、物語というよりは政治経済と言うか、ルポを読んでるみたいな、作家さんの考えを読んでる気がしました。つまらなかったとかでは無くて。
作中に黒い何かが通り過ぎる、みたいなくだりがあるけど、結局何かわからなかったなぁ。そう言うものなんだろうけど。

0
2023年12月17日

Posted by ブクログ

なんとか荘の話がマイブームで、タイトルから手に取りました。群ようこさんのれんげ荘など。。。
セリフがぶっきらぼうに感じて違和感ありつつ、読み進めるとお互いに気遣いながらのコミュニケーションになっていると気づきました。私の感覚がちょっと踏み込みすぎるおばちゃん流だなと。
特に女性は様々な組み合わせの人生を生きており、コンプレックスも様々。人付き合いの勉強にもなりました。
さらりと読みましたが、意外と色々心に残ります。

0
2023年10月01日

Posted by ブクログ

なにか劇的なことが起こるわけでもないのに気づいたら読み終えてしまったような感触が残る1冊でした。これは40代を超え、それぞれの立場から映し出される厳しさ・寂しさが伝わり、それを支える若葉荘のちょうどよい距離感の心地よさがあるからと思っています。
とっても良い日常系の小説です。

0
2023年09月01日

Posted by ブクログ

 不安とか感謝とか関わりとか生きるとか生活とか色んな事が沢山あるけど、今って素敵だと思える。

 そんな感じでした。

畑野智美さんの作品は初めてですが、気持ちいいですね。

0
2023年08月26日

Posted by ブクログ

コロナ時代の洋食屋アルバイト勤務の女性の話。
40代以上の独身女性のみが住める若葉荘。
少し前から弱い立場の女性に焦点を当てた話がこの著者は多くなっている。
自分もその立場になるかもと思ったら恐ろしい。

0
2023年08月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

創設家族(成人後、自ら創っていく家族)を、現時点では、持たない40歳女性ミチルを主人公とした物語。
過剰なくらい社会背景までていねいに書かれていて、最後には、社会問題へと繋がっていく?あたり、物語としては理屈っぽく感じてしまい、「面白さ」に欠けるのかもしれません。
が、心配、迷い、戸惑い、そして、自分と自分の思いに正直でありたい、というミチルの思いは、とても伝わってきて、じわっと応援したくなる読後感でした。

0
2023年08月19日

Posted by ブクログ

感染が蔓延し、緊急事態宣言もでた。その中で、若葉荘には40代以上の女性だけが住んでいる。訳ありで模索しながらシェアハウスで生きて行く。不安だらけの毎日だが希望を持って進んでいく。気持ちがわかるだけに応援したくなるのだ。

0
2023年07月28日

Posted by ブクログ

初読み作家さん。本当はこの作家さんの違う本を借りたかったのですが、貸出中だった為こちらを。

40歳以上の女性限定のシェアハウス若葉荘。管理人のトキ子さん、住人のミチル、真弓、美佐子、千波、幸子の6人の距離感が良いなぁ。コロナ禍で飲食店の経営が大変になったのは事実で、ミチルがこの先の生活に不安を感じる様子もリアリティがありました。

家族と疎遠だったり、収入の不安があったり住む人たちの事情は様々だけどこういうシェアハウスの需要は増えそうですね。そして40過ぎての恋愛も結婚に拘らず色々な形があっても良いと思います

0
2023年07月20日

Posted by ブクログ

40歳過ぎ限定のシェアハウス
入居されている方々が、みんな個性的でそれで
嫌な人が1人も出てこない。

今は選択肢が多すぎるから、考えも悩みもそれぞれな中で自分と似てる悩みをもっていたりして…
ほっとできる小説でした。

0
2023年07月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

若葉荘の住人のように普通の人なのに、漠然とした不安とか心配に押しつぶされそうに思っている人はいっぱいいると思う。でも世の中にはもっと大変な思いをしている人がたくさんいて、そんな漠然としたものに押しつぶされてはいけない、人を頼ってはいけないと考える人が今の日本には多い気がする。
人と比べてどうこうじゃなくて、等身大で支え合っていける40代以上の女性限定のアパートは素敵だと思った。

0
2023年07月14日

Posted by ブクログ

女性特有の悩み、不安。わかるなぁと思いながら読んだ。ミチルの「自分自身を信頼できるようになりたい」という言葉が刺さる。確かに。今からでも遅くないかも。そうなりたいとおもった。

0
2023年07月08日

Posted by ブクログ

 主人公は望月ミチル、40歳ながらアルバイトで生計を立て、未婚、彼氏なし。コロナ禍でもありバイト代が減っていたことから、今後の生活に不安を感じ、 40歳以上独身女性限定のシェアハウス「若葉荘」に引っ越すことに決めた…。管理人のトキ子さんをはじめ、入居しているのは、様々な事情を抱えながらも今を精一杯生きている女性達と出逢い、自身のことを見つめ直すことにつながっていくストーリ…。

 一気に読みました!ミチルにはその都度共感できました。ちょっとだけ、会話がまわりくどいかなって思っちゃうことはあったけど…憎めない性格というか、ミチル自身では気づいていないようだけれど、まわりを和ませるキャラですね!女性特有の生きにくさを、すべての登場人物から感じさせるさせます。ちょっと笑えちゃう描写もあっておもしろかったですね!でも、幸子さんのことをもっと知れるとよかったかな、あとトキ子さんがなぜ「若葉荘」を 40歳以上独身女性限定のシェアハウスとしたのかが、描かれてなかったのがちょっと心残りです。

0
2023年06月22日

Posted by ブクログ

40歳以上の独身女性の人が入居できる若葉荘。
みんな、それぞれに女性であるがための悩みを抱えている。住民間の関わりのなかで、考え、気づき、人生を切り拓いていく様子が爽快です。
若葉荘みたいな場所って素敵だなと思う。
女性は選択肢が増えたことが貧困を招いた。 男性は選択肢が少ない
納得した、選べるものが多いからこそ難しい。
お金が全てじゃないけど日本は独身女性に冷たい。最低賃金で働いていても、国から支給される給付金はもらえない。独身は仕事で成功してお金持ちという、イメージが強いのかな?
そこにも多様性は存在してるんだけどね。

0
2023年06月23日

Posted by ブクログ

 中年に差し掛かった女性の、真の自立を描いたヒューマンドラマ。
 畑野智美さん作家デビュー 10 周年記念作品。
         ◇
就職氷河期世代で、40歳になるまでアルバイト生活。独身で恋人ナシの地味めの女性、望月ミチルが主人公。

 コロナ禍でバイト先の洋食屋が時短営業となり、時給暮らしのミチルはモロにあおりを受けることに。
 マンションの家賃すら負担になりはじめ困っていたところ、耳寄りの情報が。駅向こうに格安のシェアハウスがあるという。
そのシェアハウスの名は若葉荘といい、入居条件は独身で 40 歳以上の女性限定ということで願ったり叶ったり。さっそく若葉荘に転居することにしたミチルは……。

     * * * * *

 若葉荘はひと昔前のアパートタイプの建物です。玄関・風呂・トイレ・ダイニングキッチンは共同。個室は寝起きするだけ。 
 今でも寮としてはあるかもしれないけれど、それでも激減していると思います。(一刻館の風呂ありバージョンかな)

 現在の立ち位置を見極めこれからの人生を見つめ、自分のスタンスを決める。
 本当は誰でもしないといけないことなんだろうけど、日々の暮らしに紛れてできていない。そんな人は多いのではないでしょうか。

 ミチルが若葉荘でいろいろな年代の ( ワケアリの ) 女性と共同生活をすることによって自己を確立していく様子が、畑野智美さんらしいゆったりしたタッチで描かれていました。

 これもひと昔前のドラマ『すいか』を思い出しました。建物の古さといいシステムといい、若葉荘とハピネス三茶は似ているように思います。

 あのドラマでも感じたことだけれど、同世代で住むよりも違う世代の人 ( 人生経験も社会経験も豊富な人 ) と住む方が、プラスになることが多いのかも。
 また、プライベート重視の生活が今は普通になっていますが、互いに気をつけあいながら共用スペースで毎日ことばを交わすことも、人間的成長には大事なのではないでしょうか。

 特に女性として自立して生きていくことは、改善されつつあるとはいえ、まだまだクリアすべき課題が多く残ります。
 そのための相談所であり休息所であり要塞でもある施設としては、若葉荘のようなシェアハウスが適しているし必要だと思いました。

0
2023年05月13日

Posted by ブクログ

素直な感想と、ひねくれた感想の両方がある。
素直な方だと、女性の貧困や多様性に向き合う主人公に感銘を受けて勇気をもらえる。健康で動けるけれど金銭的に余裕がない、真面目に一生懸命生きているのに報われない女性達がきちんと報われる社会になって欲しいけれど、その過渡期にある女性達が取り残される事なく幸せに生きていけるための一つの希望の形を見せてもらえたと思う。金銭的な事だけじゃなく、助け合いだったり、精神的な支えだったり、現代社会では皺寄せをまともに受けてしまう彼女達の、理想形の一つなのかな。この通りである必要はないけれど、受け入れてもらえる場があれば、若い子に理不尽にサンドバッグにされても自虐の沼にズブズブ溺れずに受け流せるのかもしれないって感じました。

ひねくれた方だと、そんなきれいごと、ってやっぱり思っちゃう。そんなに理性的に対処出来る?私には無理、って。そこで自棄にならず平凡さを貫けるのがミチルさんの強みであり魅力であり、この物語の核なのだろうけど。

0
2024年05月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

表紙が漫画みたいで軽く読める本だと思った。
けど違った。
主人公の望月ミチルはアルバイトしているアネモネ、という洋食屋がコロナ禍で売上が減り収入が減ってしまう。金銭的な不安から家賃の安い
40歳以上独身女性限定のシェアハウス「若葉荘」に引っ越す。
管理人のトキ子さん、同世代の千波さん、後から来た幸子さん、50代の美佐子さんと真弓さん。
外からはわからない何かを誰もが抱えている。
ラスト近くミチルが
「自分の人生を人に預けていた、仕事をする先の経営状態や付き合っていた彼氏にプロポーズされる、など他力だった」
と言うあたり、その通りだと感じた。
それでも提案するのは真弓の買い取った若葉荘の管理、それをビジネスとして増やしたい、というやっぱり他力。
それでも、そういう縁を掴むのも生きていく上での大切なことだと思う。
いくつも引っかかるところがあり、読み終えても心がささくれてる。
私の心も弱りぎみかも。

0
2024年05月09日

Posted by ブクログ

世に蔓延する感染症。アルバイト店員ミチルの収入は激減し転居を余儀なくされ、ミチルが住むことになったのは40歳以上独身女性限定のシェアハウス「若葉荘」だった。
共同で使うキッチン、バス、トイレそして鍵のかからない個室。
それぞれ事情を抱えた女性たちが適度な距離で暮らす。
干渉しあう事はなく、けれども寂しい時は一人ではないと思える。
若葉荘は救いのある場所だ。

0
2024年03月24日

Posted by ブクログ

とっても心に突き刺さる内容だった。将来に不安があるなら、ちょっとしたことからでも行動しなくてはならない。コロナ禍は経済も衰退させたけど、人の心も蝕んだ。コロナ後の景気回復を期待したいし、困っている人をほっとかない社会になって欲しい。

0
2024年03月23日

Posted by ブクログ

コロナ禍真っ只中の日本に住む40代の女性のお話でした。

色々な不安や悩みを抱えているけど
少しずつ少しずつだけど前向きに進んでいくという感じのお話でした。

ぐるぐる悩んでる感じとか
自分が悩んでることとかと通ずるとこがあったりして
うーん…と考えさせられる作品でした。

自分に通ずるとこがある故
ただの物語、として読めなくて
色々考えるモードになってしまいました…。

響く人には響く
響かない人でもきっと余韻は残る物語になる
そんな作品だと思います。



0
2024年02月06日

Posted by ブクログ

主人公と年齢が近いこともあり、心に刺さるフレーズが多かった。
これからの時代は、言いたいことも言えないと駄目な気がする。
心から素直になれる場所を私も作りたいと思った。

0
2024年01月01日

Posted by ブクログ

コロナ禍真っ最中の出来事
人とのかかわりがあんなにも面倒だったのに、いざ自分ではどうにもならないことでそれが断ち切られると、人とのかかわりが恋しくなってしまってつらかった
そんな経験を、誰もがしたことと思います
ここで描かれている世代、どんぴしゃの私
主人公と感情を重ねながら読み進めることができまし
どうしたって不安はなくならないし、考えなくちゃならないことは沢山ある

さて、自分はどうやって生きていこう

0
2023年12月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

40歳、氷河期世代で正規就職できずずっと非正規雇用、独身子なし、貯金もほぼなし、の主人公ミチル。
コロナで勤務先の洋食屋の存続も危うくなり、将来に不安を抱いていたところ、40歳以上女性限定のシェアハウス(見た目は古い学生寮のような…)若葉荘を紹介され、暮らしはじめる。

わたしは群ようこ「れんげ荘」のような、生活に追われずにゆったりと時間が過ぎていくような、そんな本が好きで、この本もそうなのかなーと考えていた。
確かに若葉荘での暮らしののんびりした雰囲気はあるものの、住んでる住人のバックボーンは結構重たく(DV離婚歴、同性愛、書けなくなった小説家など)、本の終盤では女性の貧困を助けるためのビジネスという話に発展していった。
私自身は、貧困ビジネス(富める者、持てる者が貧困者の生活保護費とか管理するやつ)って悪いイメージしかないのだけど、この本に登場する人達は、貧困者から搾取・国から詐取したりはしないと信じてるよ・・・

私としては、もっと若葉荘の暮らしにフォーカスしたものを見たかったなぁという思い。
たとえば、DV離婚のすえ全国各地を転々としてきた女性が全国各地のお雑煮を作れるから、色んな種類のお雑煮の描写とか。それを一緒に作ったり、美味しい家庭料理の描写も見たかった。
勤務先が洋食屋だから、美味しい洋食が出来上がるまでの描写とか、お客さんの描写も、もっと読みたかったな。
…と、こう考えていくと、うーん、同じ題材なら、別の作家さんならこう書くかなというイメージがわくのです。
だから、この結論に到達するこの作者は、きっとすごく真面目な人なんだろうなぁと思いました。

40歳の主人公が恋愛に消極的のようだけど、結果的に「いいな」と思える人と付き合って、高校生みたいな会話を繰り広げるので、40歳の恋愛ってこういうものなの…?と読んでて気恥ずかしくなった笑。
私はもうすぐ40だけど、男性と一から関係を築いて恋愛したいとは全く思わない、良いなと思う人すらいないので(私には子どもがあるからだと思うけど、世の中には子がいても恋愛に積極的な女性はたくさんいるので、子の有無だけでは測れない何かはあるのだろう)、同い年の女性の恋愛というのが想像つかなくて、こう言う感じなの…かな…?と、ドギマギ。

0
2023年10月28日

Posted by ブクログ

主人公と年代的に近いから、わかるなぁと思いながらあっという間に読み終わった。
結婚していない人生だったら、コロナ禍でも1人でも生きていくのに不安定にならないような仕事できてたかな、そんな道をちゃんと考えてきてたかなと。今、離婚したとしたら、人生どうなるんだろうとかも考えたりするから。やっぱり今は誰かに頼って生きてるなぁって思うから。自分の生活を自分でなんとかできているってほんとにすごいこと。自分を信頼するってすごいこと。

本の中でナポリタンの作り方を説明するシーン、すごーく美味しそうで食べたくなりました。

0
2023年10月01日

Posted by ブクログ

今は慣れてきたコロナ禍、始まりの生活を思い出してこんなだったかな、ともう何十年も前のことかとも思えた。
私もひとりで生活をしていたらこんな風にもっともっと不安でいっぱいの生活だったのだろうか。
自助だけではなくいろんな生き方をする女性がいてそれを応援する公助の仕組みももっと出来ていかないといけない。
その辺りについても考えるいいきっかけとなった一冊。

0
2023年09月24日

Posted by ブクログ

立て続けにコロナ禍の話を読んでしまい、ちょっと重かった。
こんな女性に優しいアパートがあったら心強いだろうなと思いつつも、ミチルがどうにも好きになれなかった。
真弓さんや美佐子さんは素敵なんだけどなぁ。

0
2023年08月04日

Posted by ブクログ

40歳以上独身女性限定のシェアハウス「若葉荘」

様々な人生を経て、ここにいる人たちはそれぞれの過去を抱えながら、懸命に生きているんだ。
感染症をきっかけに、今までの当たり前が当たり前でなくなった瞬間…
この世の光が閉ざされた感覚に押し潰され、急に目の前が真っ暗に。
何かに傷つけられながら生きていく。重い荷物を背負いながら生きていく…
自分だけじゃないと分かれば、生きづらい世を懸命に生きるための新たな一歩も踏み出せる‼️

0
2023年07月03日

「小説」ランキング