感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ふと読みたくなって読んでみて、喪失を経験しているときも、手に取れて、読めるのではないか、と感じました。
大切な誰かを失って、なかなか日常に戻ることができないとき。あるいは、日常には戻れたのだけれど、言葉にならない気持ちが胸にあって、苦しさを感じるとき。
そんなときの自分に。
あるいは、そういう状態なのかな?と感じるどなたかと接するときに。
知っておくと助けになりそうなことが、読みやすい言葉で紹介されています。
まずは自分のために、すぐ手に取れる場所にこの本を置いておこうと思います。
Posted by ブクログ
・グリーフとは
悲嘆、と訳される喪失体験に伴って生じる感情。
悲しみ、落胆、苛立ち、敵意、怒り、恐怖、など。
・100人いたら100通り
家族だからといって悲しみを共有できるわけではない
泣いているからより悲しみが深い、
涙も見せないのだから悲しみが浅い、
などと判断できるほど単純ではない。
他人と比較はできない。
死因が同じでも遺族の反応は同じとは限らない。
遺族の思いは複雑だから決めつけない。
・グリーフは消えて無くなけわけではない
時間と共に確実に薄らいでいく、というものではなく、現れたり遠のいたりする。
いつもどこかにグリーフはあり、何かの時にそれが表出される。
悲しみと共に生きている。
・有害支援とは
①アドバイスする
→余計なお世話
②回復を鼓舞する
→当事者の気持ちとかけ離れているかもしれない
③不遜な態度
→可哀想だから助けてあげる、という態度はみじめな思いにさせる
④過小評価
→故人の死の影響を軽くみてはいけない
⑤私はあなたがわかる、という自分語り
→グリーフを吐き出させる機会を奪っている
・遺族を傷つけるかもしれない言葉
・気持ちはわかりますよ
→わかるわけない
・頑張ってね
→これ以上頑張れない
・そのうち楽になりますよ
→いま苦しくてたまらないのに
・泣いた方がいいですよ
→泣かないことで自分をかろうじて保ってるのに
・あなたが生きていてよかった
→私なんか生きてても仕方ないのに
・そんなに悲しんでいると亡くなった方が心配しますよ
→立ち直れない私はダメ人間だ
・一人っ子じゃなくてよかったね
→あの子の代わりはいないのに
・時間が解決してくれるよ
→どうしようもないということか
・あなたはまだいい方ですよ
→耐えられない私の弱さを指摘されている
・どうすればいいのか
当事者
・同じ境遇の人と接すること
・自分のグリーフを吐き出す機会を持つこと
支援者
・誠実な関心を示すこと
話の主導権を奪わない、否定しない、遮らない
・そばにいること
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