【感想・ネタバレ】虚空の人 清原和博を巡る旅のレビュー

あらすじ

清原和博という「虚空」を巡る旅
私はなぜ、清原和博に引きつけられるのか。ベストセラー『嫌われた監督』(ミズノスポーツライター賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞)の著者が描く堕ちた英雄の4年間と翻弄された男たちの物語。

目次
プロローグ こだま六八四号
第一章 甲子園の祈り
第二章 怪物
第三章 祭りのころ
第四章 脱走
第五章 虚空の人
あとがき

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 清原は学年が一つ上で、PL学園の時からずっと気になる存在だ。ジャイアンツに行きたがっていたが最初から阪神が似合うと思っていた。地元の大阪で愛されて伸び伸び野球をやっていたらもっと幸福な野球人生だったのではないだろうか。しかし清原自身は大変ミーハーでジャイアンツ好きで、当時の野球ファンなら当然なのかもしれないけどやっぱりダサい。無冠とはいえ、500本以上の本塁打を打っている偉大な選手だ。それにベンチで座っているだけで絵になる本当に華々しいスーパースターだ。

 文学的な情景描写が多い。桑田と清原はちょくで話してモヤモヤを晴らして欲しい。清原の生活ぶりは一般人とは次元のちがう、セレブの様子がうかがえる。

0
2024年09月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

高校野球、プロ野球で活躍し、
その後覚せい剤で逮捕された
清原和博をめぐるノンフィクション。
「嫌われた監督」同様、ものすごい取材力です。
それがあるからこその筆圧。凄みを感じます。
運命のドラフト当日、PL学園内の様子は震えます。
雑誌Numberにて組まれた
「清原和博に捧ぐ甲子園最強打者伝説」
清原本人がこれに触れるエピソードもあり、
涙なしには読めません。
「嫌われた監督」よりロマンティック度が高め
ですが、それもまた清原和博に惹かれる人間の
共通点なのかもしれません。

0
2022年09月20日

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