【感想・ネタバレ】事業分析・データ設計のためのモデル作成技術入門のレビュー

あらすじ

※PDF版をご希望の方は Gihyo Digital Publishing (https://gihyo.jp/dp/ebook/2022/978-4-297-12947-7)も合わせてご覧ください。

本書は,事業分析やデータ設計のためのモデル作成技術の入門書です。本書で紹介する「TM(Theory of Models)」は,厳密な文法に則ってテーブルを細分化することにより,ITエンジニア同士で共通の言語認識を持ち,変化に強いデータベースの構築を可能とするモデル作成手法の1つであり,事業分析,データ設計の分野で長く活用されています。本書では,モデル作成技術の前提となる理論や知識を解説し,TMによるモデル作成の流れを概観した後,実際のモデル作成に使われる技術・文法の解説を行います。また,学習した内容をきちんと身に付けられるよう,解説の合間には練習問題を用意しました。事業構造を正確に分析し,モデル化するための理論と技術をしっかり学ぶことのできる1冊です。

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Posted by ブクログ

データ設計への新たなアプローチ
これまでの経験では、データ設計はしばしば経験と勘に依存するものでしたが、「モデル作成技術入門」を読んで、その工程を体系的に理解し、説明できるようになることを目指しました。

本書からの学び
本書は、数学基礎論の技術を用いて事業を分析し、構文論的・意味論的に正しいモデルを構築する方法を、豊富な練習問題と共に解説しています。これにより、経験に頼らずに事業モデル分析(を流用したデータ設計)を行うことが可能になります。

内容の理解
数学的な背景がない私でも理解できるように配慮されているものの、内容は難解で、丁寧に読み進める必要がありました。実践的な章では、練習問題が大いに役立ちました。

理論と実務のギャップ
「L-真」のモデル構築技術は身につけましたが、実際の事業を示す「F-真」を見極めるコツはまだ掴めていません。理論の正しさを裏付ける数学的証明についても、さらなる理解が必要です。

まとめと感想
webエンジニアとしての日々の設計作業は、経験に基づく解釈が多かったですが、本書を通じて、体系化された技術で設計を行うことの重要性を学びました。知識を深めることで、モノの見え方が変わりました。
今後もデータモデリングについて学ぶ意欲がわいてきました。

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2024年03月14日

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