【感想・ネタバレ】僕は死なない子育てをする 発達障害と家族の物語のレビュー

あらすじ

23歳で結婚し父になり、鬱になって離婚しかけたり自殺しかけたりしてから発覚した発達障害。NHK「ハートネットTV」への出演や「ハフポスト」「withnews」などで活躍する、平成元年生まれの人気ライターによる、発達障害当事者・育児ドキュメンタリー。推薦:本田秀夫氏(精神科医)「納得できる生き方は、自分を知るところから始まる。」、山崎ナオコーラ氏(作家)「『あ、これは私のことだ!』と思いました。」

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Posted by ブクログ

よくここまで言語化できたなと、尊敬。
頷ける事例が多くて、ちょっとしんどい気分にもなり、でも自分の心情を代弁してくれてるような気持ちにもなった。
発達障害の傾向があるパパさんには、ぜひ読んでみてもらいたい。

ひとりで全部背負わなくていい、
一緒に背負う。
という奥さんの言葉にちょっと感動。

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2025年06月10日

Posted by ブクログ

どん底に何度も落ちながらもぼろぼろになりながらつかんだ家族の形。こういう発達障害の生育家庭もあるのだと参考になった。ひどい状況でも家族への思いは常にあったことがかしこで感じられ、だから奥さんは去らなかったんじゃないかなと思った。この人のやっと手にした今の状況は本当に尊い。

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2024年05月05日

Posted by ブクログ

発達障害と診断され、一時期は鬱病から自殺や離婚も考えたという男性が、自分のことを見つめ直し、子育てを通して家族のことも見つめ直し、少しずつより良い生き方を模索していった過程がとてと丁寧に描かれている。きっとご本人たちにとっては大変な苦しみもあっただろうけど、読みながらずっと、こんなふうに家族で協力し合いながら人生に取り組めたらどんなに良いかと、少し羨ましい気持ちにもなった。これは子育ての本であり、夫婦関係の本であり、発達障害の本であり、鬱病の本であり、多様性(または本の中の言葉を借りると無限性)の本であり、ウェルビーイングの本だと思った。

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2023年03月27日

Posted by ブクログ

最近、Twitterでバイクで日本一周をした直後に自死をされた20代の男性のニュースを見て悲しかった。
最後の投稿にはADHDの診断書の写真がアップされていた。
彼に、この本を読んで欲しかった。
私にも発達障害の一人息子がいる。
彼が、大人になってから人生に絶望することのないように願うばかり。
生きてれば何とかなる、誰であっても、そう思える社会であってほしい。

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2022年10月09日

Posted by ブクログ

発達障害だとしても死にたくなったこともあったとしても、未来を見据えて行動する。

すごくすごくつらい気持ちというのが読んでいて伝わってきて、支え合って生きていくことの尊さを知る。

パートナーに愛情を注げる人なのだと思った。

発達障害と成績は全然関係ないんじゃないかって思えてきて、そうなのか…となる…
自殺願望については「死にたいと思ったこともある」くらいの触れ方なので、全体的に暗くなくていいと思う。

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2023年05月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

題名の上手さに引き寄せられて読んだ。
「自分の知り方」と「特性との対処法」が素晴らしい。
大変な経験をしてきたからこそたどり着いた「今」だとは思うが、いまだ混乱の中にいる発達障害者にとっては、一つの道筋を示されているようで心強い限り。
発達障害に関係なく、夫婦や家族の在り方を考えるヒントがたくさん詰まっていると思う。

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2022年10月17日

Posted by ブクログ

発達障害の特性は個々皆さん違うと思うが、どんな事にどんなふうに困っているか、苦しんでいるか伝えてくれている。

自分自身の特性を受け入れ分析し、傾向と対策を練る。周囲の人たちの理解とサポートも大切だと感じた。

自身が子供の時に安心できる一言を伝えてくれる大人がいたらと思い、娘さんに同じ轍を踏ませたくなくて、自分の経験を子育てに活かした。

書くことが生きる事、これからも発信して下さい。

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2022年08月18日

Posted by ブクログ

肩の力が抜けているようで刺さるような語り口。
著者の遠藤さんの経験がその言葉に重みと説得力を加えている。
それでいて説教臭くないし、正論も書かれていない。
こんなに赤裸々に切実に分かりやすく語ってくださっていることにただただ感動した。

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2022年08月10日

Posted by ブクログ

引き込まれて一気読み。
最後泣いてしまった。。

自分の特性に合わせた対処ができることで生きやすくなること、家族とチームになること。

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2022年07月22日

Posted by ブクログ

ありそうで無かった、発達障害の特性がある男性の育児にまつわる本。
私もASDの特性があり、最近子育てで妻との衝突が絶えずに悩んでいたところ、この本に出会った。

発達障害の方向けのライフハック的なものではなく、特性とどのように付き合いながら家族に向き合ったのかという著者の記録。
著者がASDと診断されるまでは、何事も上手くいかない負のスパイラルに陥っていた様子が痛々しく伝わる。
水面下で溺れてもがき苦しんでるような、誰かが手を出してくれてもその手を掴めない、そんな気持ちだったと思う。

著者の遠藤さんが養老先生から聞いたという、「子どもは自然ですから」の言葉には自分も胸を打たれた。そう、自然の前では人はなすすべが無いものだ。それをただ受け入れ、共存するしか無いんだ。

ASDやカサンドラ症候群についてはまだまだADHDほど世の中に浸透してはいないと思う。

職場で、家庭で、たくさんの場所で理由もわからずにもがき苦しんでいる沢山の人たちへの一助となる本だと思う。

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2024年11月17日

Posted by ブクログ

自身の子育てや、特性を見直すきっかけになった。
子育てで産後うつになった時、ひたすらに自分が悪いと思い続けてきたけれど、
自分の特性にもっと早く気づいていれば、対策を取れたのになぁ、と思った。
妊娠期に読みたかった。
産院等で、こういった特性のある両親に向けた講演やプログラムがあれば良いなと思う。
母親学級等でも実務的なことばかりではなく、
こうしたメンタル面に特化したことも取り上げるべきだと強く思う。

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2022年11月06日

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