【感想・ネタバレ】洪吉童伝のレビュー

許イン / 野崎充彦

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

名門貴族の子でありながら、庶子であるために差別され育った洪吉童は、やがて義賊となり朝鮮全土に神出鬼没の大活躍──。TVドラマでも大人気の痛快活劇の原作の伝承本三種と許イン異人伝を収録。

[ブクログ · ★★★★☆]

朝鮮で最もポピュラーといえる古典小説『洪吉童(ホンギルトン)伝』と、その作者と目される著者による異人伝５篇を収録。
洪吉童伝よりも、この異人伝の方が面白く、更に著者についての解説が興味深い。
訳者はある思惑を持って訳文を書いたとのこと。
それはそれとして、原文の漢字語につけられたルビがまた楽しいのである。