【感想・ネタバレ】日本語は生き残れるか 経済言語学の視点からのレビュー

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Posted by ブクログ

全ての言語の価値は等しいという言語学の建前を根底から崩して
今後の日本語の展望を探るというもの。
ある言語を学習することによって得られる付加価値など
各言語によって価値と呼べるものがそれぞれ違う。
現在では奇麗事を並べた所で、英語が第一に来ることは疑いの余地がない。
英語に圧倒されっぱなしで、今後使用範囲を伸ばしそうもない
日本語を、言語的な難しさ、今まで発展してきた経緯などを考慮しつつ
今後の日本語はどうなるか、また発展させるにはどうしたら良いのかを
著者の意見も含めながら論じている。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

「経済言語学」という考え方を紹介していて興味深い.言語習得に関わる時間はもちろんコストとなる.そして,国際語となる言語は低コストであろう.
そうみると,日本語のコストは高そうである.ただ,言語はその言語の利用者全体の利用・表現するべき内容が含まれたものである筈である.国際社会における共通項的な内容と,日本における共通項的な内容との重なりがどのようにあるかも,今後の日本語を考えるうえで重要であろう.

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2015年01月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
インターネットから映画タイトルに至るまで、あらゆる分野で国内に侵入してくる英語。
さらに、日本経済の衰退、英語第二公用語論の登場などにより、日本語の地位は脅かされている。
一方、敬語と文法、カナ・漢字の使い分けの難しさ…日本語そのものにも国際化を阻む要因は数多い。
このような内外の圧力によって、日本語はこのまま絶滅していくのだろうか。
本書では、日本語が置かれている現状報告と他言語との比較による難易度の客観的データを通して、その生き残り策と未来像を探っていく。

[ 目次 ]
序章 言語の国際化と難易度―経済言語学の視点
第1章 日本語の価値変動
第2章 言語の日英戦争
第3章 第二公用語論は日本語をどう変えるか
第4章 日本語の難しさ
第5章 文法と敬語の障壁
第6章 日本語表記の国際化
第7章 日本語の未来

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2011年04月23日

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