【感想・ネタバレ】ハヤブサ消防団のレビュー

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ネタバレ 購入済み

面白かったです

ドラマを途中から見始めて、面白いんだけど背景や人物相関が分からず、原作本を購入しました。
読み始めて途中からドラマ用にいろいろ変えてることが分かってきたけど、それはそれで文法が違うので仕方がないか、と。

舞台のハヤブサ地区の山間の集落の様子が目に浮かぶ描写が美しい。
そしてそんな景色に広大なソーラーパネルが割り込む光景も昨今の田舎ならでは。

主人公がだんだんと地元民となっていく過程も、独身で親の出身地だからこそであったり、はっきり書いてないけど30台半ばが地域の最若年層となっているのも、小さな子どもがほとんど出てこないのもリアルだなあ、と思いました。
都会からの移住者が夢見る長閑な田舎像ではないリアルさがとてもよい。
噂が野超え山越え、伝わりまくっているのもとてもらしいです。

新興宗教の暴発が出てきますが、従来の宗教と新興宗教どちらがよくてどちらが悪いのかとか、宗教は怖いとかいう話ではないです、念のため。

現時点ではドラマは途中なので、結末が同じになるかはわからないけど、そちらも楽しみです。

#切ない

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2023年09月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

田舎の町で起こる事件に挑む、小説家兼消防団員。
消防団員の結束力があればこその結末。

新興宗教に限らず、ある存在に、自分たちが徐々に侵されているのは恐ろしい。

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2024年05月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

半沢シリーズ以来、久々に池井戸さんの作品を読んだ。結構な長編で読み応え抜群でした。亡き父の住んでいたハヤブサ地区に移住した作家の美馬太郎の、田舎での新たな生活の中でだんだんと地域に馴染んでいく様子とともに、ちらほらと現れる怪しい影が描かれます。カルト宗教の問題に、家族や田舎の問題が絡めてあって、信仰とは、善悪とは、考えながら読みました。自分たちの街を自分たちで守ろうという消防団の姿には心打たれるものがありました。

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2024年05月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

亡き父の故郷であるハヤブサ地区に移り住んだミステリ作家の三馬太郎。地元の人に勧誘され消防団に入団することになるのだが、次々と起こる連続放火事件に遭遇してしまう。太陽光発電を取り付けるために土地の売買を持ちかけている真鍋が犯人なのはわかったが、裏に宗教問題があり死人怪我人を多数出し、日本を震撼させた新興宗教を思い出した。映像クリエーターの立木彩が怪しいか?寺の住職は?町長も絡んで悪だくみをしてるか?思考があっちこっちに言ってしまい、一気読み。ドラマを見なかったのだが、本との違いを楽しむために見てみようかな。

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2024年04月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

田舎と宗教という組み合わせは個人的に好き。
展開としては予定調和な感じでしたが、ドキドキしながら読ましていただきました。
話の展開として、後半は消防団があまり登場しなかったのは残念だったこと、物語が収束する展開が思ってたよりもあっけなかったと思いました。
ほぼけんさくさんとの絡みのみだったので。
ラマでは展開が一部違うらしい。たしかにタウンソーラーとルミナスソーラーで名前が違っていたり改変されている。
総評すると読んで良かったです。面白かった!

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2024年03月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

池井戸潤らしい仕事への熱い想いが込められてはいるが、ミステリーに重きを置いたストーリー。
田舎で発生する連続放火事件に、ミステリー作家の主人公が巻き込まれ、解決していく。田舎のコミュニティと文化、あと宗教こわ〜

展開が二転三転するので結局犯人は誰だ…?!とドキドキしながら一気読みしてしまった。池井戸潤らしさは薄れた話だったけど面白かった!
あと勘介(ハヤブサで出来た、主人公の親友的な人)が黒幕説を期待しながら読んでたけど、流石に違ってた(笑)

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2024年03月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公で小説家の太郎が、都会から田舎に越してきて、そこで地元の有志から成るハヤブサ地区の消防団に入団しないかという勧誘希望がありその消防団に入団することになった。太郎はら不定期に火事が起こることは放火の可能性が高く、しかも犯人はテラスなんとかの宗教団体のメンバーであると推測した。そこから、太郎の周りの人物の誰がその宗教団体と関連があり、何の目的で放火したのかを突き止めていく物語である。
池井戸潤の著書としては半沢直樹等のシリーズを中心に読んだことで、金融関連の物語かなと思ったが、宗教団体関連の物語であった。読み手としては、話のテンポが良く、非常に読みやすかった。読み進めているうちに犯人はこの人物だろうと疑いながら読むことで、この物語の世界に没頭することができた。

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2024年02月18日

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