あらすじ
出口治明
待望の復帰第一作!
「障害は不自由です。
でも落ち込む時間はありません。
人生は楽しまなければ損です!」
74歳 APU学長 完全復職。
脳卒中を発症してから1年半。
歩くことも話すことも困難な状況から、持ち前の楽観主義で落ち込むことがなく元気にリハビリ生活を送った出口さん。知的好奇心は衰えるどころか増すばかり。学長復職を目指す、講演を行う、再び本を執筆することを掲げ、自分を信じ闘病に励む稀有な姿勢と超人の思想は、私たちに生きる勇気を与えてくれる。本書には類書にない希望が満ち溢れている!
[本書の主な内容]
●やっぱり大事なのは「運と適応の力」
●流れ着いた場所でベストを尽くす
●脳卒中になっても人生観は変わらない
●74歳の僕が完全復帰を目指した理由
●最後に悔いを残さないことが最大の幸福
●身体が完全に元には戻らないと知ったとき
●人生は古希をすぎたら「後は神様次第」
●リハビリで歌った『恋の予感』
●何かを選べば何かをあきらめなくてはならない
●「病気」というピンチから得られるものもある
●ものごとにはすべたダークサイドがある
●あらゆる人が生きやすい社会づくりを
ほか
[本書の構成]
はじめに
第一章 突然の発症から転院へ
第二章 僕が復職を目指した理由
第三章 リハビリ開始と折れない心
第四章 言葉を一から取り戻す
第五章 入院生活とリハビリの「自主トレ」
第六章 リハビリ入院の折り返し
第七章 自宅への帰還からAPU学長復職まで
第八章 チャレンジは終わらない
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Posted by ブクログ
あっ、出口APU学長の本だ、と思って、ポチった。タイトルからして、てっきりアフターコロナの社会変革、日本の復活を述べておられるものと勝手に思い込んだままに。
しかし、本を実際に手にしてみて驚いた。えーっ、脳卒中で倒れていらしたんだ。そういえば、以前ほど文章等をWEBで見かけることがなかったものなあ。
近親者が同様な病気で倒れた経験があるが、本人の意思によっては本当に違いが出るのだということを、改めて痛感した。
そして、治療の環境をどう選ぶかということも非常に大きな問題だと思った。いくらデータを見ていいところであるという評価があったとしても、さらに担当してくださるスタッフ、そしてその方々への意志の伝え方というプロセスは結果的にどう復活するかという点に帰結されているように思った。自分の意志を適切に表明していくこと(スタッフの心を動かしたに違いない)重要性を改めて認識した。
一方で、今の自分が同様の状況になったとしても、1年後に職場に復活できるかというと、それは難しいことだろうと思う。私のリハビリ努力云々ではなく、制度的に正規職として一定守られている人々でなければ、この復活は実態的には難しい。実際には本人の努力だけでもない、環境の問題もあることを忘れてはならず、社会を改善していく必要があるんじゃないかと、改めて思った次第。
Posted by ブクログ
<目次>
はじめに
第1章 突然の発症から転院へ
第2章 僕が復職を目指した理由
第3章 リハビリ開始と折れない心
第4章 言葉を一から取り戻す
第5章 入院生活とリハビリの「自主トレ」
第6章 リハビリ入院の折り返し
第7章 自宅への帰還からAPU学長復職まで
第8章 チャレンジは終わらない
<内容>
一代の読書家で、ビジネスマンで、APU学長という教育へも参加した出口さんが、脳溢血で倒れた。しかし、そこから右半身にマヒが残りながら(さらに言語障害も八強いていながら)、APU学長に復職するまでの過程が盛り込まれている。すごいのはチャレンジ精神。気持ちがリハビリを効果的にするか否かの境目なのだなと、つくづく思う。