【感想・ネタバレ】あかりのレビュー

小日向まるこ

妻と死別し、生きる意味を見失った老ステンドグラス作家篝のもとに、生き別れた孫のあかりが訪ねてくる。ふたりはステンドグラスの制作を通じて心を通わせていくがーー。

[ブクログ · ★★★★★]

ステンドグラス職人の静かな情熱を感じる一作
　文世さんの何が起ころうと静かに受け止め、前に進んでいく力強さに心打たれた。一コマ一コマ丁寧に描かれており、終わりに近づいていくにつれて、目頭がじっくりと温まっていく。

久しぶりに涙を流しました!
心揺さぶられる体験をしたい人に全力でお薦めする一冊！

[ブクログ · ★★★★☆]

妻と死別し、生きる意味を見失った老ステンドグラス作家篝のもとに、生き別れた孫のあかりが訪ねてくる。ふたりはステンドグラスの制作を通じて心を通わせていくが。。。



とても優しいお話しだった。絵もあたたかく、ステンドグラスの描かれたページを開いた時、感動してわぁっと声がもれた。

疎遠になってしまった息子に会いに行く場面が心に残る。親の気持ちも、それを受け取る子の気持ちも痛いほどわかる。

この作家さんの他の本も読んでみたいと思いました