【感想・ネタバレ】呑み込まれた男のレビュー

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ネタバレ

『The other side of ピノッキオ!ジュゼッペ爺さんの物語』

ピノッキオを探しているうちに巨大魚に呑み込まれてしまったジュゼッペの、魚の腹の中での生活を綴った物語。暗闇の中でただ一人生活するジュゼッペの機微を、作者の挿絵が効果的に描く。自分だったら気が狂いそうだな…

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2022年10月19日

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圧倒的な孤独。巨大な鮫に飲み込まれてピノッキオのバッポであるジュゼッペ爺さん。鮫のお腹の中での二年間の孤独が幻影、記憶、悔恨、ピノッキオへの想いと、さまざまな創作物とともに描かれている。最後に現れたピノッキオは、幻影か、、死への誘いか。少し怖さと狂気を感じながら読みました。

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2022年10月15日

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エドワード・ケアリーが作り出すもう一つのピノッキオ物語。呑み込まれたおじいさんは暗闇でどのように生き、考えたのか?
冒頭から引き込まれ一気に読みました。この本は面白いです。

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2022年08月27日

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エドワード・ケアリーはとにかく日常に溢れる小物達、特に日用品達を生きている対象物として描く事が持ち味なんだけれども今回もその味わいがこれでもかと発揮されていた。ストーリーはピノッキオの生みの親ゼペット爺さんが魚の腹で独り暮らしていた時の話。爺さんが孤独を紛らわす為に手に入ったもので日記を書き、絵を描き、粘土細工をして正気を保とうとしているその様が少しづつ崩れていって時折狂気じみてくるのが圧巻。小物が最初は心を慰めるものであるのにやがて心を苛んでいくものとなっていくのがみててこちらもとても苦しい。延々と爺さんの1人語りなのでこちらも息を詰まらせつつハラハラとしてページをめくっていた。
エドワード・ケアリーは自ら小説の挿絵を描く人なのだけど今回は爺さんが作った粘土細工なども作成して写真を添付してあってそれがあまりに物語にマッチしているのでページめくってそうした絵や写真のページになるとギャァと叫び出したくなる。エドワード・ケアリーの闇や影を描く事に秀でた部分が突出した小説でした。アイアマンガー三部作のようなファンタジーのイメージで読むと痛い目みる感じ。闇の中取り残された1人の男の終わりのない孤独と狂気と正気の狭間の物語。

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2022年08月16日

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物語のとらえ方が独特で、ハマる人にはたまらなくおもしろいお話だと思う。
有名なアニメ作品「ピノキオ」のキャラクターで読むとまた楽しめた小説でした。

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2024年05月05日

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ピノキオに出てくるゼベット爺さんの話。幼少期の絵本じゃ気づかなかったけど、このお爺さん2年間も閉じ込められたんだね。ピノキオはハッピーエンドだった気がするけど、この話はなんだかとっても悲しかった

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2023年03月15日

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ピノキオのケアリー版アナザーストーリー。ピノキオを探して怪魚に呑みこまれたジュゼッペ爺さんの世界。どんどん創り出されるオブジェや物語が面白かった。

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2022年09月17日

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