【感想・ネタバレ】カイメン すてきなスカスカのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2022年04月24日

カイメン…って生き物だったんだなあ。
スポンジのイメージしかなかったんですが、給水構造は合理的だし、他の生き物とそれぞれメリットを与え合って共生しているのもおもしろいなあと思いました。
吸い込んだ海水がカイメンの体内を通ることで他の生き物の養分になる物質となって出てくる話などがとても興味深かった。
...続きを読む人間の身体にしても、時々空恐ろしくなるくらい精巧にできているなあと思うことがあるんだけど、生物すごいなあ。
人間はいろんなことを学ぶけど、そもそも自分自身を構成しているものがとても不可思議なのだよなあと思うことがあります。

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Posted by ブクログ 2022年07月11日

「スポンジ=海綿」とは知りませんでした。
「スポンジボブ」のアニメは、家庭で使われてたスポンジでも海に流されたのかなぁ~なんて思ってましたが、海の生物(しかも動物とは!)
また「スポンジ(海綿)=柔らかい」と勝手に思ってましたが、いろんな種類があって決して全てそうではない事も驚きました。
いつか人工...続きを読むでは無いフワフワの天然海綿で身体を洗ってみたいのですが、現在は結構なお値段なんですよね…。

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Posted by ブクログ 2022年07月10日

海綿て動物だったんですね。
なぜ動物に分類されるのかとか、どういう構造をしているのかとか、わかりやすく説明されている。
夏休みの自由研究にいいかも。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年01月10日

海に行けば普通にいるが、印象が薄く、生物かどうかも素人には分からないが、実は生態系の重要な役割を担っているというカイメン女性研究者による本。
英語名もspongeで、台所にあるアレと同じ。というか、カイメンが先でそれを模して台所のアレは作られたそうです。
岩波ブックライブラリーらしく、分かりやすく写...続きを読む真も多く、カイメンに興味がない人も、きっとへぇ~そうなんや、と思えるはずです。
13ページの偕老同穴(カイロウドウケツ)の写真に、バイオミメティクス的な意味で少し仕事でもつかえるのでは、と思ってしまった。驚いたのは、ドイツのマックスプランク研究所から発表さえれた”1万年以上生きたカイメンがいる”というもの。数百年の寿命の生物がいるのはなんとなく聞いたことがあるものの、諺の亀は万年を本当にいるとは知りませんでした。
また、海の食物連鎖は、炭素・窒素等→植物プランクトンの光合成→動物プランクトン→小さい魚→大きい魚、というものだと小学生依頼思ってましたが、、それに加えて”溶存態有機物→細菌等の微生物→原生動物”という「微生物ループ」というものがあるそうな。そしてさらにサンゴ礁では、海藻・サンゴ→溶存態有機物→カイメン→粒状有機物→海底の有機物を食べる底生生物または海藻・サンゴという”カイメンループ”というものがあり、実は目立たない存在のカイメンが、海の生態系の黒幕的な役割を果たしていた!表紙の帯の文言の説明を読んだときには、へぇ~へぇ~となりました。ロシアのバイカル湖の透明度もカイメンの役割が大きい等、カイメンの人知れない働きに、少しだけ感動。
著者としては、本書が単独執筆として初であるとのことで、次著に期待しつつ閉じました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年11月03日

ちょっと話しのネタに。覚え書き。

脳も、心臓も、胃腸もない、すりつぶしても死なないそれどころか細胞が再集結して元に戻る。
カイメンを食べたタイマイを食べた人間がカイメンの毒で6人死亡。
ムール貝の足糸
フジツボの体長8倍のペニス
アイスランドガイ500歳、カイメンには、
1万歳がいる。
ホウオウガ...続きを読むイとカイメンのWINウインの関係
カイメンで口を保護するイルカ
「イルカで初の道具使用事例の発見」
カイロウドウケツの真似したロンドンで建築されたガーキンビル。
カイメンに共生する微生物からガンの薬が


自分が人間であることを忘れて生き物たちの生活に思いをめぐらす時間は、人間目線だけで生きていては決して得られない楽しみであふれている。


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Posted by ブクログ 2021年11月01日

出だしは面白かった。
カイメン愛に満ち溢れた著者の偏執狂的な愛着も微笑ましい。しかしながらカイメンだけで、たった128頁と言えども保たすのは難しいのであった。
不人気物は辛いよ。

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