【感想・ネタバレ】医者が妻を看取る 夫婦でがんと闘った3年10ヵ月の記録のレビュー

あらすじ

一般的に、世の夫たちは、自分や自分の親の老後は、妻に面倒をみてもらうつもりでいる人が多いのではないでしょうか。そんな中で妻が先にがんになってしまったら――。仕事をしながら、慣れない日常の家事や育児、看病が一度に押し寄せてきます。
小社刊『にほんご万華鏡』シリーズの著者 小野寺牧子さんも、大腸がん闘病の末、一昨年亡くなりました。夫である小野寺久氏は、大腸がんの権威であるにもかかわらず妻を大腸がんで喪うことになりましたが、がんが発覚したその日から亡くなるまで、詳細な日記をつけていました。家族として、夫としての闘病記録や心構えだけでなく、専門医としての見地からも、家族ががんになったとき、どうなってしまうのか、どうすればいいのかを治療法の選択肢や緩和ケアなど含め、詳細に綴っています。二人に一人ががんになるという時代、夫婦どちらかががんになるのはまったく不思議なことではありません。がん専門医として、これから患者や患者の家族になる人のためにも、妻の死を無駄にせず、発信したいという切実な思いで綴った1冊

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Posted by ブクログ

大腸癌治療のエキスパートである著者と、大腸癌ステージ4と日診断されたその妻である小野寺牧子さんの闘病記。何よりもお二人の知性と精神性の高さに感銘を受けた。大半の人達はこうはいかないだろうけど、少しでも見習って生きていけたらいいなと感じた。

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2022年08月30日

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