【感想・ネタバレ】まやかしの花嫁のレビュー

辻桐葉

時は明治、幼い頃に両親を亡くし吉原屈指の遊郭『春日楼』へ使用人として引き取られた高中佐以と双子の妹亜弥は、親の借金を返すため日々懸命に働いていた。ある日、美しい双子の評判を聞きつけた子爵家の真行寺鷹彦が内密に亜弥を身請けしたいと申し出てきた。だが遊女でもなく結婚を控えていた妹を逃すため、佐以は妹に扮して座敷へと上がり囮になるものの、すぐに男とばれてしまう。必死で事情を話し助けを求める佐以に鷹彦は、妹の代わりに抱かれる事、そして真行寺家の「花嫁」になる事を要求してきて……。

[ブクログ · ★★★☆☆]

子爵・真行寺鷹彦×遊郭に身を置く孤児・高中佐以のカップリングです。
跡取りの兄の行方不明により、跡取りになるかもという状況になって、
美人と評判の佐以の双子の妹の身請けに来て
妹の身代わりで子爵家へ・・・っていうお話です。
当然子爵とは、当初はうまくいかずっていうのはいいとしても
ちょっと先が読める感じがして、やっぱりって思ったので、
楽しめたけど、評価は普通にしました。