【感想・ネタバレ】依存症と回復、そして資本主義~暴走する社会で〈希望のステップ〉を踏み続ける~のレビュー

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Posted by ブクログ

筆者は依存症を取り巻く社会と回復過程を分析し、現代社会に内在する目的のために自己を制御できないといけない前提が社会にあると捉えた。この前提を変えるために、自己の弱さを共有できる対等な関係性を広げていくことが必要としている。

読後は生きづらさを共有できる依存症患者がある意味で少し羨ましく、こんな関係性を自分も築きたいと思った。

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2023年06月11日

Posted by ブクログ

今日を生き抜くことの積み重ね(今日だけは薬物を使わない)

人間はみなネガティブ要素を持っている。たまたまそれが酒をやめられないという要素だったのがアル中の人。

回復は人間の深部に潜る。ストレスやその他が、酒やクスリという形で表れているので、そこだけでは意味がない

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2023年05月07日

Posted by ブクログ

あるシステムが、何かひとつの要素を最大化させようとすると、必ずより大きなシステムを壊し、元のシステム自体も壊れるというベイトソンの洞察の射程は遠大だ。
資本主義の運動を考え、その内での依存症の増殖を考え、そこからの回復を考える上で、極めてパワフルな思考原理になりうることを鮮やかに示す。

ベイトソンを再読したくなった。

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2022年06月07日

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