あらすじ
好奇心旺盛なのに、やりたいことがわからない人へ――
かくれ繊細さん(HSS型HSP)専門のカウンセラーが教える
「やりたいこと」を見つける自己理解メソッド
感受性が強く傷つきやすい人として
近年注目されている「HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)」。
HSPの中には、一見繊細に見えない「かくれ繊細さん[HSS型(High Sensation Seeking)HSP]」という分類があります。
大胆なのに繊細。
活発なのに傷つきやすい。
外向的なのにちょっとしたことでクヨクヨする。
内向性を持ちながら外交的で疲れやすいという二面性を持ち合わせており、
生きづらさを感じているのです。
そして、このタイプに共通するのは、
自分が本当は何を求めているのかが不明確で
・自分がない
・何が得意かわからない
・何をしたいかわからない
という将来に対する悩みや不安を抱えていることです。
本書では、この不安を解消します。
本書は
・中途半端で飽きやすい
・やりたいことがたくさんある
・長続きしない
そんな人が、本当にやりたいことを見つけ、
やりたいことに没頭できるようになるための1冊です。
■目次
・はじめに
・「やりたいこと」で悩む原因が見つかる自己分析シート
●第1章 もしかして「かくれ繊細さん」かも?
・「やりたいこと探し」が終わらない理由
・「やりたいこと」はもっと自由な設定でいい
ほか
●第2章 かくれ繊細さんに秘められた10個の才能
・気遣い・相手に合わせられる才能
・本質を見抜く才能
・不適切さを察して正す、全体最適化の才能
ほか
●第3章 かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方
・「いい人」になっているフェーズ
・期待に応えるために自滅するフェーズ
ほか
●第4章 かくれ繊細さんが才能を発揮して活躍するコツ
■著者 時田ひさ子(ときた・ひさこ)
HSS型HSP専門心理カウンセラー
HSP/HSS LABO代表。 早稲田大学文学部心理学専修卒業。生きづらさ研究歴は高校時代より35年。
生きづらさを解消するヒントを得るために早稲田大学文学部心理学専修に進学。
卒業時の論文テーマは、人の興味の持ち方、失い方に、学習過程を掛け合わせた視点を観察し考察する研究。
その後、思春期の子どもとの関係を改善するために、臨床心理学を大学院で学ぶ。
アドラー心理学、認知行動療法、フォーカシング、退行催眠、民間の手法まで多数の
心を取り扱う方法を習得するものの、自身の生きづらさの完全解明にはつながらなかった。
その後、ネット検索中に、自分が繊細で凹みやすいと同時に好奇心旺盛なHSS型HSP
であることに気づき、生きづらさの理由がHSS型HSPの特性に由来するとわかる。
心理カウンセラーとして、HSS型HSPへのカウンセリングをのべ1万5000時間実施。
講座受講生からのメール、LINEのやりとりは月100時間以上。
かくれ繊細さんオンラインコミュニティ主催。
著書に『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』(フォレスト出版)がある。
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このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
隠れ繊細さんHSS型HSPの特徴について書かれていて、しっくりくるところがあった。
ただ、ワークについてはやる気が出ずにできていない。。
自己分析(自分の感情や特性を知ること)が大切と分かったので、これから自分の感情や特性を知り認めていきたい。
P.47
一つの動きでたくさんのことを効率的に実現したいと思っている。「好奇心を満たすこと」「自分の力を発揮すること」「お金で不安にならないこと」「意義が見出せること」
楽しいうえに、スキルも見に着き、人の役にも立ち、稼げて自分の将来のためにもなることを求めている。
P.64
承認欲求を満たすためにやっているのか、それとも人にどう言われてもかまわない、自分が満たされる、嬉しくなるためにやっているのかを区別する。自覚的に区別できていれば、承認欲求を満たしても満たされなくても、どちらでも納得して進むことができる。
P.250
自分の嫌な一面を認め直すと聞きやすくなっていることを感じました。
人に自分の嫌な部分を見破られ、突きつけられることこそ、私が人生で最も避けたいことだと気づいたからです。自分を理解し、嘘偽りなくそういう自分だと認めることこそが、私にとっての生きやすさに直結する条件であり、一人反省会の幹事を止める手段でした。
Posted by ブクログ
自分はいわゆる繊細さんだなと感じていて、転職を考えているけど、なかなか踏み出せず悩んでいたため読んでみました。
繊細さんにはこの仕事が向いています!と書かれている訳ではありません。
“天職は今やりたいことや興味のあることの延長線上にある”
“繊細さんにとって天職とはその職業の仕事すべてを指すのではなく、担っている仕事のうちのある1部を、天職と呼ぶ”
本書に書いてあるHSP・HSSの特性を自分に照らし合わせて、自分を理解して、やりたいことをやる環境を整えたりやり方を工夫していくことで、自分にマッチした仕事、いわゆる天職を見つけられるのだと感じました。
ある程度刺激や好奇心がそそられるものがないと飽きてしまうことには色々と心当たりがありました。
紹介されていた個人で働きながら複数の会社から収入を得る方法は、刺激がありながら安定した収入を得られて自分に合いそうな働き方だと思った。
〈参考にしたいなと思ったこと〉
・ギリギリにならないと手をつけられない
→
・大きな目標を立てるのではなく小さな作業(スモールステップ)に細分化してやり始めの抵抗を極限まで下げる。
例 パソコンを開ける、洗濯物を洗濯機に入れる
→小さな作業をひとつでも出来ていると、今日何も出来なかった…と凹まない。
※紙に書いて貼るならスモールステップ。
・注意散漫で目に入るものに興味がいってやるべきことに集中できない
→逆に目に入るところに仕事の必要なものを置いておくと自然とやり始める。
ちなみに、ワークはわたしが面倒くさがりなのと、活用方法があまり分からなかったのでやっていません。
やりたいことイコール没頭できるものとか物凄い集中できるものとか…わかる。
変身の先か…たしかに。
やりたいことをやってる時は非日常に追い込んで不安を埋めている。めちゃくちゃわかる!!
そして手に入れた満足は一時だからまたすぐ次のやりたいことを見つける…わかりすぎる。
フェーズ2も当てはまっていましたが、心から安心できる感覚をイメージできるものがありませんでした。
親も身近な大人もそういう安心できるものではなかったので
丸ごと受け入れてもらったような安心感を覚えた時の感覚を知らないので分かりませんでした…別のワークが自分には必要そうです。
1人でいて安心感を得た感覚はぬいぐるみに囲まれている時なのでちょっとワークにはならなくて残念でした…。
フェーズ5の私が言われたい言葉は、幸せそうだね!だった。あとは頑張ったねとかかな。
やりたい事がこの本で見つかるのかと思ったけどそうじゃなかった。
やりたいことを見つけるための感覚を失っている人にその感覚を取り戻すためのワークをする本だった。
目標は小さくする。大きいのは書いてしまう。視界に入れない。
やるべきなのにできないことは視界に入れて視界からやる。
メモ
小さな組織で柔軟に働き、認められて、自分の言葉が否定されないところで働くと良い…
思いつきを小刻みに試せるところで働くなど
退屈さを感じるので慌ただしいところもありかと思いきや、それでは疲弊する
ので一度経験して疲弊とはこういうものかと知っておくといい
私がまさにやってきてたこと…それを肯定された気持ちになってポッとした。
●不安を解消するための収入
●好奇心を満たすための活動が必要
76%の青文字だけなぜか横文字になっています。
仕様なのでしょうか?バグなのでしょうか?
Posted by ブクログ
文章はとても読みやすいです。挿絵もかわいい。
ただ筆者含め本の中に例として出てくる「かくれ繊細さん」たちはみんな自己肯定感がとても高いので、そうでない私には合わなかったです。
言われたことは基本なんでも器用にできる
成果をあげすぎて妬まれてしまうことも
よく気が利いて相手の気持ちが読める
上記が全く当てはまらない私は生きづらさは感じていてもただの不器用なポンコツなのかも。
かくれ繊細さんの特徴として挙げられているものは大半の人にも多かれ少なかれ当てはまるので自分で判断して枠にはめるのは難しいと思いました。
・自己否定することで無駄にエネルギーを使うのをやめる。
・瞑想がおすすめ
・自分の気持ちを言語化する練習をする