あらすじ
プロパガンダにだまされるな。「プーチン=悪、ゼレンスキー=善」という単純な見方でウクライナ危機の深層は分かりません。外交官・作家としてソ連・ロシア観察50年の実感から書いた、歴史・軍事・地政学に基づくロシア・ウクライナ関係の多角的分析。「ニューズウィーク日本版」編集長・長岡義博氏 推薦
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Posted by ブクログ
この本が出されたのが2022年4月で、今は2025年8月。戦争は未だに終わりが見えない。世界の誰もが戦争の収束を切望しているのに、その方針を示せるリーダーが現れない。もどかしい思いのまま、この本を読んだ。
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アメリカが今後も強いのは変わりない。
日本をウクライナのようにしないためにも、中立国スイスのようにある程度の武力を持つことが必要。
それは徴兵制を伴わなくてもできる。
アメリカとかは志願制。
…という主張の本。
ある程度の武力を持つことはしょうがないのかも。
日本で徴兵制を伴わずにできるかは…?
Posted by ブクログ
ソビエト・ロシアに4度12年間滞在した筆者が、宇露戦争が起こったいきさつや今後のロシア・アメリカ・中国の動向、最後に日本の安全保障体制にまで述べている。
Posted by ブクログ
『ロシア・ウクライナ戦争から学ぶ教訓』
ソ連・ロシアに12年間滞在した元外交官・河東哲夫氏の著書。長くロシアに携わった肌感覚からプーチン氏の蛮行を批判し、日本が執るべき国防策が語られています。
驚くべきは出版までのスピード感。ロシアがウクライナへ全面侵攻を開始したのが2022年2月24日。本書の出版日が2022年4月22日。わずか2ヵ月で発売まで至ったことになります。
日本の自衛手段については本当に難しい問題ですが、ロシア・中国・北朝鮮に囲まれ地政リスクを抱えた極東の島国では先延ばしにできない選択を迫られています。他の国の争いには参加しないけれど、日本が攻められたときはアメリカさん守ってね、という考えでは甘すぎます。
一方、著者の主観ながらロシアや中国の思惑についても述べられており、不安をあおるだけの内容ではありません。イチ意見として有識者の見解を知ることは大事だと感じました。