【感想・ネタバレ】話術(新潮文庫)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

本書は実務家教員養成課程で先生から勧めていただいた本です。
確かに僕も研修で喋ったり会議で説明したりします。
でも話し方の勉強はしたことなかったなと思いました。

漫談の本職と素人の違い
「生まれつき話すことが面白く巧い」
「比較にならないほど場数を踏んでいる」
「四六時中材料に目をつけている」
それによって生計を立てているか」
話すことを楽しみ場数を踏み常にネタを探し続けることが出来れば初めて仕事に活かせるんやと思います。
「できるだけたくさんの必要な言葉を知り、できるだけ的確に、それを使用する術を学ぶ」ということなんやと思います。

僕が本書を読んで真髄なんやなと思ったのが
「間の置き方」
です。
張り詰めた神経を鋭敏に働かして、レーダーの如く、正確無比に適不適を計るところの「沈黙の時間」「虚実のバランス」を極める。
これができれば間の取り方は完璧なんかなと思います。

①間の取り方、その感情は表すべく、実に的確であること
②声の強弱、明暗がはなはだ巧みに配置されること
③言葉の緩急、遅速、申し分なく調節されていること
「音楽的にいうとリズムとテンポの理想的な結合」が求められるんやと思います。

話術と間の取り方。
これは極めたいと思います。

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2019年08月12日

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