あらすじ
発達が気になる子の将来の自立を見通し、幼少期や学齢期から心がけたい子育てポイントを10か条にまとめた。発達支援に長年携わる著者が気になる行動の背景を解き明かし、効果的な対応法をわかりやすく解説。親がすぐにできるソーシャルスキルを高めるコツが詰まった一冊。
※本電子書籍は同名出版物(紙版)を底本として作成しました。記載内容は、印刷出版当時のものです。
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Posted by ブクログ
発達障害を大きく3つに分けて説明しています。ADHD、自閉症、不安神経症。そして、幼少期から青年期にかけて、色んな場面で保護者が心がけることを記しています。同じ場面でも、発達障害のタイプによって対応を変えたほうがいいこともあるそうで、勉強になりました。また、幼少期は保護的な関わりをし、成長につれて、普通なら子供の方から自立していくことが多いけれども、発達障害児の場合はそれが困難なこともあるので、親の方から離れていく意識が必要だということも、なるほどなと思いました。
自分が1番納得したのは、お小遣いとお手伝いは分けた方がいい、というところ。発達障害児は情報の統合が苦手。だから、「お手伝いをすると人に喜んでもらえる」「喜んでもらえると自分も嬉しい」という経験にお金がからむと、「お手伝いをしたらお小遣いがもらえる」の方に意識が向き、「お小遣いをもらえないならお手伝いしない」となる恐れがあると。正に我が家のケースで驚きました。