【感想・ネタバレ】マンガ 教科書に出てくる美術・建築物語 ③仏教の美術のレビュー

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仏教の世界を解説しながら、如来、明王などの代表的な仏像を紹介。仏教建築や曼荼羅図なども加えた仏教の美術と建築がわかり、作品への感動と理解が深まる。美術や社会の教科書に掲載の作品も、多数収録。コラムも充実。

[ブクログ · ★★★★★]

子供向けと侮るなかれ、よくまとまった仏教美術の入門書だと感じました。

前半は仏教の伝来と仏像のおこりから今の仏像がどういう評価を経て残っているか、までの通史が描かれ、後半はより仏像を詳しく見ていくといった内容となっています。仏像の絵が美しい。

このシリーズは複数の作家さんが章ごとの漫画を担当していますが、この巻では表紙を担当された作家さんが一貫して漫画を描いておられます。

巻末には参考文献が纏められておりますので、さらに興味を持たれた方には良い読書案内となるかと思います。段階を踏んで知識をつけるにはうってつけとなるでしょう。

[ブクログ · ★★★★★]

割と詳しいところまで言及されていてビックリした。これで子供向けなのに驚き！
ただ、仏像のランクを、如来、菩薩、明王、天部、高僧羅漢に分類するだけでなく、きちんと、体系的に説明しているところに好感を持った。
我々が住んでいる所が南瞻部州であるところまで説明されている。
繰り返し読めば、仏教美術に相当詳しくなれるのではないかと思われる。
また、これが漫画で読めるところが良い。
大人にもお勧めの一冊である。