【感想・ネタバレ】レンズくんと行く工場ツアー すごい! 品質検査のレビュー

あらすじ

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マンガでめぐる“超マニアック”な工場見学! 顕微鏡出身(?)の「接眼レンズくん」「対物レンズくん」、二人のかわいいキャラクターが、「検査」に注目して身の回りの製品が手元に届くまでを案内します。お金(硬貨)、鉛筆、ビールやデジタルカメラなど、製造工程や開発段階で行われている知られざる検査の数々……、「そこまでやるか!」というこだわりやプライドにあふれた職人技をマンガとイラストで堪能できます。著者は「元研究員」という異色の経歴をもつイラストレーター。理系ならではのマニアックな視点からみっちりと取材を敢行した内容は、大人も思わずうなるものになっています。 【本書で取り上げる製品】北星鉛筆 ■鉛筆/造幣局 ■お金(硬貨)/アサヒグループ ■缶ビール、カルピス、炭酸飲料/シヤチハタ ■ネーム印/カリモク家具 ■ソファ/資生堂 ■日やけ止め、口紅/シグマ ■デジタルカメラ

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Posted by ブクログ

いろんな製造業の品質管理(と製造過程)を説明した本。
絵も解説もわかりやすくて申し分ないです。
取り上げられている商品は10種類しかありませんが、うまくバランスが取れているのか、十分に多様な製品について説明されている印象を受けました。

著者のうえたに夫婦の旦那さんの方が、元々資生堂の研究員をしていたこともあってか、品質管理についても、製造過程についても、焦点の当て方がとてもうまくて納得できる部分が多く、読み足りない、とか、もっと知りたい、といった読後感が残らず、読み味(といった言葉があるかどうかわかりませんが)もスッキリ。
気軽に読めましたが、とても満足できました。

続編、出ないかな。

0
2020年10月19日

Posted by ブクログ

品質検査って、あれでしょ?
ほら、たまにテレビで見るやつ。
ボールペンをたくさん機械に取り付けて、ずーっとらせん模様を書き続けたりとか。
椅子にドスドス重りをぶつけるやつとか。

本書で知ったのは、上記のような完成品の検査ばかりではないこと。
製品にもよるけれど、原材料が工場に入ってきたところから、各工程で検査がある。
それだけではない。
加工するのに必要な機械への検査もある。
さらに、検査機器への検査も。
安心して使える製品は、これほどの品質管理を受けているんだなあ、と感動を覚えた。

取り上げられた製品は、鉛筆、カメラ、ビールや乳酸飲料、貨幣、化粧品、ネーム印など。
マンガで工程や、検査内容が、分かりやすく紹介されている。
一つの製品に充てられる紙数の制限があるのか、部品が多い製品は取り上げにくいのかな?

印象的だったのは、やはり木は、いまでも職人技を要する、難しい素材だということ。
それに、検査にはかなり人の手も、感覚もを要すること。
あと十年くらいしたら、AIの導入が進んで、検査のしかた、技術も変わっているのか?

もし、続編が出るなら取り上げてほしいものを勝手に考えてみた。

・市販されている花火
・湿布薬、風邪薬など市販薬
・ヒートテックなどの機能性繊維
・包丁
・定規、分度器

今は、こんなところかな?

0
2021年01月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

造幣局 鋳塊から全工程は広島支局のみ
 硬貨の極印(こくいん)画像検出はH16年から

アサヒビール
 パネリスト 8工場80人以上
 毎日11時半 空腹時味覚最大時に官能検査

 PETボトル
 プリフォームで納入し成形

シャチハタ 
 ゴムに塩を混ぜてから水で抜きスポンジ状に
 レーザー彫刻
 
カリモク家具
 繰り返し落下試験10万回
 食堂にトップ職人による製品を展示

資生堂
 官能パネラー 視覚、嗅覚、触覚
 手での開閉、使用感、香り、誤字脱字
  なるには色彩弁別試験、香り弁別試験
 5年間の商品保管~定期品質確認

 

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2020年11月01日

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