【感想・ネタバレ】80歳の壁のレビュー

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Posted by ブクログ

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 医師が自ら書く、高齢化とは。(本書の中では幸齢化、幸齢者と呼ぶことを提案している)

 医師は健康基準だけ見る傾向がある。本人の体調や薬の効きを別として、「血圧は130-80以下にしなければならない」というところだけ見て治療を行う傾向がある。例えば動脈硬化が進み、血流が悪くなっている幸齢者の血圧を下げたら必要な酸素が体内に供給されず、認知症やふらつきの原因になる。

 幸齢者に差し掛かれば、大抵は高血圧だし、体内にガンがあって普通。幸齢者の遺体を解剖するとたいていガンがある。ガンがみつかったからといって切ったり抗がん剤治療をすべきか。

 服薬してみて効かない、体調が却って悪くなった、と訴えても投薬方針を変えない医師であれば目の前の患者を見ず、健康基準のみを見ている。そのような医師は変えるべき。

 和田医師自身、血糖値が上昇したとき、服薬ではなく歩くことで血糖値を下げることにし、今に至る、と書いている。

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2022年10月27日

Posted by ブクログ

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参考になった。
80歳はそれまでとは違う健康への対応が必要。先が長くないのは明らかで、我慢せず好きにするのが大事。

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2023年12月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

老いを受け入れ、できることを大事にする。幸せは主観で決まる。
認知症は病気というより老化現象。誰にでも起きる。
我慢や無理、心配は負担になる。
数値に拘らない。
医者に相談しても、年だからほっておきましょう、とは言われない。
手術はしない、薬は減らす。在宅医療の病院で見てもらう。
クスリで苦しまない。具合がわるいときだけ飲む。義務で飲まない。
ガンがみつかったら、生活の質を重視する。転移するガンは見つかったときは転移している。80を過ぎたら手術はいらない。
糖尿病の治療がアルツハイマーを生んでいる。
IPS細胞が実用化しても、脳だけは取り換えることは難しい。
クスリ、食事、興味ある事、の我慢はしない。
食べたいもんをお食べる。一番の健康法。
男性ホルモンは元気の源。
楽しめるうちは楽しむ。
年を取ると、感動が薄れるのは、衰えたのではなく経験が増えたから。
連続飲酒=一日中飲んでいること、は避ける。晩酌は楽しむ。
持っている能力はキープし続ける。できることは放棄しない。
認知症とうつ病は見分けがつきにくい。
物忘れ、執権当識(場所や時間の感覚がなくなる)、知能低下の順で起きる。
認知症はスペクトラム障害のひとつ。軽度から重度まで幅があるもの。だれでも軽度の記憶障害くらいはある。
記憶は苦手だが判断はできる=詐欺にあいやすい、信じやすい。判断力はあっても記憶は不確か。
物忘れがはじまった段階では医者に行かないほうがいい。
ガンは割と楽な死に方。痛みを和らげる薬がある。
認知症は海馬が衰えるが、前頭葉も衰えて意欲がなくなる。体と頭を動かす。新しいネットワークができる。

病気を心配しても始まらない。出たとこ勝負をする。残存機能で勝負する。
おむつを恥じない。
よく噛む。
記憶力は、年を取るから、ではなく覚える気がないから落ちる。
性欲があることは恥ずかしいことではない。抑えることではない。
テレビを捨てて、街に出る。前頭葉を劣化させる。
ボケ防止は楽しいことをする。学ぶことをやめてしまったら年老いる=フォード
面倒なことほど、実は面白い。
年を取るということは、個人差が大きくなること。
認知症になったら受け入れる。できることをする。

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2022年11月04日

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