あらすじ
犯罪から食欲、記憶から感情までを扱い、生理的仕組みを解明し日常的な行動の改良を目指す――。ひと口に心の学問というけれど、その世界は深くて広い。講義形式で心理学を体験できる入門書。
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Posted by ブクログ
心理学関係の本で、今まで読んだ中で1番面白く、分かりやすかった。
大学の講義形式と言うことで、心理学の各分野の入門的な内容が、比較的平易な文章で語られる。
どの分野を理論があり、またそれを実験で実証していく流れとなっており、非常に興味深かった。
よく言われる「人は見た目は9割」や、「怒ってはいけない」などと言われるが、それらの根拠となる実験が示されているので、単に上記の結論を聞いて実践するよりも、すっと入ってくる。
ノートをとりながら読み進めたので時間がかかってしまったが、ノートも本書も何度も読み直して頭に入れておきたい。
Posted by ブクログ
心理学部の授業を体験!
授業を受けている感覚で心理学の各分野について知れて楽しかった
こういう感じの、概論じゃない講義を1回分聞いてみるシリーズ、他の学部版も読みたい
Posted by ブクログ
条件→結果の関係づけをする分野が多いようだ。
何かをしたら、良い結果があれば、
その行動がくり返される。
逆もしかり。
人を導くのも、リアクションしだいなのかも。
Posted by ブクログ
心理学部の学生がどんな事を学んでいるのか、さわりやベーシックな知識を講義方式で気軽に学べる書。認知心理学-記憶の仕組みや犯罪心理学-普通の人が暴力を振るってしまう時、行動分析学-やる気は存在しない、食行動の心理学-皿の大きさや重さが食事の美味しさや価値の感じ方に与える影響とか興味深く読めました。こういう勉強は楽しそうです。
Posted by ブクログ
心理学と呼ばれている学問は、知っているようで、実はよくわかっていない心に関する学問である。本書は、大学の心理学を専攻した学生が受講する授業の一コマを紹介しつつ、様々な分野の心理学を齧り知ることができる本。入門書。
認知心理学、臨床心理学、感情心理学、犯罪心理学、生理心理学、行動分析学、食行動の心理学という順に学べる。
Posted by ブクログ
いろいろなビジネス書を読んでいると
心理学の話がよく出てく来ており、
心理学に興味を持ったため、本書を読みました。
7種類の心理学について、わかりやすく説明されています。
特に「認知心理学」、「行動分析学」、「食行動の心理学」
の3つは多くの人が身近に感じる心理学ではないかと思います。
個人的には行動分析学の「個人攻撃の罠」が印象的でした。
うまく行かなかったとき、能力や性格のせいにするのではなく、
どうやったらうまくいくのかを考えていくという考え方は
常に持っていきたいです。
心理学に興味がある人にはおすすめの1冊です。
Posted by ブクログ
本書は同志社大学心理学部が編集した心理学科の紹介する。専門科目のうち、2年次の講義科目に絞って、各先生が講義するというスタイルをとっている。卒業後の進路に心理学部卒業であることをいかすすべにも触れる。
Posted by ブクログ
心理学部、紙上体験入学!
心理学部の講義を7つ取り上げている。認知心理学や臨床心理学のようによく聞くものも。心理学部を進路に考えている人はぜひ読んでみてほしい。特に食行動の心理学は自分に身近な話題を心理学ではどのように取り上げるかが語られ、またまだ実験がされていない問いが示されていて、自分が受験生ならコロっと志望学部を心理学部にしそうだった。
最後に学部卒業後や院進学について身も蓋もないアドバイスが書かれていたのも有用だと思った。ここは心理学部を考えていない高校生もぜひ読んで考えてみるといい。