あらすじ
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大切なことを、簡潔に。
臨床とのつながりを意識したわかりやすい入門書。
薬理も薬物治療も、この一冊で概略がつかめます。
成書との橋渡しとなるよう、ポイントをしぼって、重要事項をまとめました。
各章末には、確認問題つき。カラー刷。
薬学部の学生のほか、薬の知識が必要な看護師、理学療法士、管理栄養士、介護士などにもおすすめです。
目次
第1章 薬とは
第2章 薬理学の基礎
第3章 症状からの薬理学・薬物治療学
第4章 疾患からの薬理学・薬物治療学
第5章 ライフステージからの薬理学・薬物治療学
補章 注射薬の分類と治療の特徴/PK-PDからみた至適投与方法の算出
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Posted by ブクログ
文系出身が興味本位で読みました。
●薬効
・薬の効きやすさには、体内に存在する酵素の量なども大きくかかわる
●製造過程
・解熱鎮痛薬アスピリン(アセチルサリチル酸)は、サリチル酸と無水酢酸により化学的に合成される。このように現在は石油を原料とした化学合成によって多くの薬が作られている。
■2章 薬理学の基礎
薬がどのように効き、生体に不都合な有害事象がどのように起きるのか
・薬理作用の分類
・受容体とチャネル
・薬物動態
・薬物相互作用
・薬物有害事象
■3章 症状からの薬理学・薬物治療学
●解熱鎮痛薬
代表的な薬物として、アセトアミノフェン
脳の視床下部に存在する体温調節中枢に作用し、熱放散を増大させることで解熱作用を示す。
また、プロスタグランジンの合成を阻害することによっても解熱作用を示す。
●発熱
細菌やウイルスに感染すると、体内で内因性発熱物質の炎症性サイトカインの産生が促進され、体温調節中枢に伝達される
次いで、プロスタグランジンE(PGE)の産生が促進され、体温が上昇する。
●代表的な解熱剤
1 ロキソプロフェンとアスピリン
抗炎症作用を併せ持つので頭痛などの痛みにも有効
NSAIDsに分類され、発熱物質であるPGの産生を促進するCOXを阻害し、解熱効果を発揮
2 アセトアミノフェン
COX阻害作用はほとんど有せず、抗炎症作用はほとんど期待できない。
大量投与により肝障害
通常量であれば安全性が高く、小児用として汎用