【感想・ネタバレ】半魔のレビュー

黒武洋

あたしはどうして普通じゃないの？ 秘密を抱えた同い年の女子高生・陽子と理砂と寛美。孤独な心が出会ったのは偶然だったろうか。陽子の十七歳の誕生日、〈あなたには魔の血が入っている〉不気味な言葉を遺して母が焼死。次いで高校生の連続自殺が始まった。あたしたちの誕生日は呪われている～ まもなく理砂と寛美のその日が迫っていた!

[ブクログ · ★★★☆☆]

【あたしはどうして普通じゃないのか？】

水風船を投げたつもりがそれは生卵で、綺麗に弾け水が広がり輝くはずの場所には、黄身は崩れて醜く白身と絡まり地面に張り付いている。

期待を超えることはできない。低空飛行のその先の赤信号。がっかりとは違う失望。

[ブクログ · ★★★☆☆]

表紙がかっこよかった。
空中を走れたり、火とか水とか操れたり、他人が考えてることが分かる女の子の話。
黒部洋らしくアクションシーンも結構あるし、ボリュームも結構あって読み応えあるんだけど、どうしても終わり方が気にくわない。
終盤までにあれだけ色々あったんだから、多少ベタでも、全部に決着付けて終わって欲しかった。