【感想・ネタバレ】妖異博物館のレビュー

あらすじ

『甲子夜話』『耳嚢』など、江戸時代の随筆から不思議な話を蒐集・分類した怪異大百科。舟幽霊、轆轤首、人魂、化け猫、河童、怪石など、様々な怪異を取り上げながら、その筆はあくまで軽く、ある時は『今昔物語』の昔へ遡り、あるいは明治へと下って綺堂や八雲、鏡花作品の典拠を指摘する。簡潔にして含蓄ある語り口が味わい深い、奇譚アンソロジーの決定版。
(※本書は2005/8/10に発売し、2022/2/28に電子化をいたしました)

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Posted by ブクログ

 舟幽霊、轆轤首、人魂、化け猫、河童、など、江戸期から明治期にかけて書かれた不思議話を蒐集、分類した妖怪博物学の名著。昭和38年に刊行されたが、その内容は現代に至っても時代遅れの感はない。むしろ時を経たことで、かえって素晴らしいものである、と再認識してしまうほどの完成度だ。

 水木しげるの妖怪事典にはまった人にはお薦め。

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2012年03月05日

Posted by ブクログ

江戸時代の随筆から怪異譚を集め、妖怪や怪事ごとに分類した一冊。ただただ興味深く面白いです。『続妖異博物館』もお薦め。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

あくまで個人の感想です。
これはそこまで真剣に読むものではなかったです。怪談や奇譚、妖怪などの話を取り扱ったものなら小泉八雲の『怪談・奇談』があるし、そういったものを読み込んだ読者からすると今ひとつ物足りなさを覚えました。

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2025年06月25日

Posted by ブクログ

江戸時代の随筆から不思議な話を集めたアンソロジー。
謎の山伏に「未来と過去のどちらがみたいか?」と尋ねられて「未来が見たい」と答えると、崖に生えた松に首をくくられたまま30年間放置され、その後子孫の家に暮らすという話が面白かった。

山伏(天狗)がなぜこんな事をするのか、さっぱりわからないところが不気味で良い。

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2011年10月15日

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