【感想・ネタバレ】花舞鬼の剣！ 壱 俺の兄は鬼になった【試し読み】のレビュー

篠田恵 / 煮たか

中学生の五郎は、死んだ兄の形見の扇子を受け取った瞬間、「浮世」の世界に飛ばされた。そこでは「役者」と呼ばれる者たちが特別な力を持ち、街を守っているという。知り合った役者の「菊之助」とともに、力を狙い襲ってきた鬼と闘う五郎。しかしその鬼を操っていたのは、五郎がよく知る人物で──。「兄を止められるのは俺しかいない」 花が舞い、刀が躍る、豪華絢爛な歌舞伎×鬼の異世界兄弟バトルファンタジーが開幕！

[an bread · ★★★★☆]

特殊な異世界モノ

大雑把に分類すれば、「異世界モノ」の作品でしょうか。鬼と戦うところ、近世日本の舞台で活躍するところはどことなく他の作品にもちらほら描写として取り上げられているようですが、ここでは加えて歌舞伎の概念まで描いてオリジナリティを引き出し、身内や友との関係と正義対悪の構図を重ねている点が特徴的だと思いました。主人公はスマートでカッコいいです。

＃アツい ＃ドキドキハラハラ ＃カッコいい