【感想・ネタバレ】「三国志」の政治と思想 史実の英雄たちのレビュー

あらすじ

「水魚の交わり」劉備と諸葛亮のあいだには、実は厳しい緊張関係があった!

曹操の「革新」とは何か?
孫呉の盛衰はどのような力学に動かされていたか?
三国志の英雄たちが活躍した舞台は、自らの権力を確固たるものにしたい君主たちと、儒教的思想と文化・名声を力とする「名士」がせめぎ合う、緊迫した政治空間であった。
中国史上の大転換点として、史実の三国時代を当代の第一人者が描ききる。

小説、漫画、ゲームで描かれる英傑たちの、「本当の闘い」がよくわかる画期的論考!


●主な内容
黄巾の乱と群雄割拠
文学の宣揚
孫氏の台頭
劉備と諸葛亮
君主と文化
孫呉政権の崩壊
魏晉革命と天下統一
中国史上における三国時代の位置

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Posted by ブクログ

分析概念としての名士層を軸として、三国時代の政治と思想の展開が描かれる。終章では研究史の整理もされており、今まで知らなかった角度から三国志を見ることができて面白かった。

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2020年06月07日

Posted by ブクログ

三国志を名士の存在から読みとく。名士の影響力をうまく活用させた曹操の卓見、名士に暴君の烙印を押された孫酷など。

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2012年09月14日

Posted by ブクログ

正史のほうから見た三国志。「演義」をフィクションと切り捨てるのでなく、楽しく見るために正史も読もうよ、という気持ちになる本。

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2012年09月05日

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