あらすじ
店は持たず、お客の家に出張して料理を振る舞う出張料理人・初雁福介(はつかりふくすけ)！ ある日、七星電子株式会社大社長・喜一郎の古希のお祝いの場で料理を振る舞うべく出張にきた福介は、到着するなり何やら穏やかじゃない一家の状態を察する。喜一郎は若干ボケが始まっており、実質は息子の博文と重信が会社を動かしている状態。博文らとしては喜一郎の財産を会社の経営に充てようと考えているが、会社経営にタッチしていない三人目の息子・高士はこれに大反対。実は高士だけ腹違いの子供なのだ。「俺だけ腹違いの子だから相続放棄しろって言うのかよ……！」激昂した高士を止めたのは、福介の料理だった!? さすらいの出張料理人・初雁福介が自慢の「食」で全てを解決してゆく料理＆人情コミック！
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匿名
２巻
出張料理人・初雁福介が自慢の「食」で全てを解決してゆくというストーリーです。泣けるようなシーンもあり、とてもこころにのこるような作品だとおもいました。
優しい主人公
笠太郎先生の料理人漫画の主人公のキャラといえば、体育会系の鬼のような厳しさ、がお決まりですが、この「ふくすけ」は優男。父子家庭で娘からも怒られたりする始末。でも料理の腕は超一流で他者への慈しみに溢れた魅力的な男性として描かれてます。
出張料理人として、料理を通してお客さんを楽しませるだけでなく、彼らの抱える問題まで解決しちゃう。人情噺を楽しみつつも料理の知識も知れる満足度の高い漫画です。
